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2018.05.09 05:30|花・植物
 ゴールデンウィーク中には一斉に咲き始めたベランダのバラを写真に収めようと意気込んでいたのに、連日吹き荒れた強風のおかげでほとんど撮影できずじまいでした。六階にある家のベランダは立地やマンションの構造もあってかとにかく風が強く、特に南風は地上の数倍はあろうかという勢いになるのです。

 写真がブレるくらいならまだ良かったのですが、相当数の花が見る影もなく傷んでしまったのには流石にがっくり。ちょうど風の通り道にあたる作りつけ花壇のアンブリッジ・ローズなどは、元々トゲが多い品種なのも手伝って悲惨な状態でした。生育にはそこまで影響ないとはいえ、強風で葉擦れすると黒ずんで見栄えも悪くなるし、ベランダでバラ栽培する上での最大の悩みの種かもしれません。

 かろうじて外で撮ったエリアーヌ・ジレの蕾。蕾の外側だけが赤く、開くとうっすらピンクが乗った白になるギヨーのフレンチローズです。
 左は無傷ですが右は風のせいでズタズタ...。

elianegillet3.png elianegillet5.jpg
                                ↑なんと小さなクモが飛び入りで写ってました

elianegillet1.png 咲くと白色に
                                     
 写真では本来の色が出にくいことに定評のあるベンジャミン・ブリテン(通称紅ショウガ)
 樹勢のわりにいつも花付きがいま一つですが、バラにありがちなごわごわ感の無い葉の色や質感が個人的に好み(そのおかげで葉を傷めないよう、一番風の当たりにくい特等地に置かれるという恩恵に浴してます)。

benjaminbritten_convert.jpg

 外で写した分はここまで。結局風を避けるため室内に取り込んだ数鉢を撮って終わりにしちゃいました。

 ストロベリー・ヒル

strawberryhill_convert.jpg

 修道士カドフェルことブラザー・カドフィール。家で一番の大輪咲き(但し、ブラインド多し)

brothercadfael1_convert.jpg brothercadfael_convert.jpg

 アブラハム・ダービー
 
abrahamdarby2_convert.jpg

 
 あとは数本ほどを切り花に。 先週母が日帰り旅行先で買ってきた花籠に活けてみました。
 黄色いチャールズ・ダーウィンとアプリコットオレンジで丸っこいジュード・ジ・オブスキュア、その上に見えるのがトランクウィリティーと小輪のコーネリアです。

darwinandjude3 (2)
 
 しかし新調したipadのカメラ、綺麗に撮れるぶん壁紙の小さなシミまで目立つのだけが厄介(笑)

テーマ:バラが好き!
ジャンル:趣味・実用

2017.02.04 06:10|花・植物
 去年秋の花が終わった後すっかりベランダの手入れを怠っており、枯れた(枯らしたのも)草花が土に還りかけの寄せ植え鉢の上で黒白が日課の日光浴しているという惨憺たるありさまでした。年末に買ったビオラもビニールポットに入ったままプランターに並べっぱなし。バラの剪定だけは早めに済ませたんですが、そのせいでいっそう殺風景になったかもしれません。
 
 今週に入ってやっと土いじりに取り組む気分になり、買いそろえた花や球根を植え付けしてベランダを多少明るくリニューアルしました。ビオラ、デージー、プリムラ各種、ヒヤシンスにワスレナグサ等々↓ このデージーはローン(芝生の)・デージーとかイングリッシュデージーの名前で呼ばれる原種らしく、メジャーなタイプのぽってりした花形のやつより素朴な雰囲気で好きです。

pansy.jpg primrose.jpg

 ところで大きめのガーデニングショップを廻ったり、通販のカタログ(去年バラを買った某所から数冊送られてきたの)を眺めていてちょっと驚きだったのは、黒い花を咲かせる植物の種類が想像をはるかに超える多さだったことです。チューリップやダリアはもちろん、黒いパンジーにビオラ、ヒヤシンス、クレマチス、タチアオイ、クリスマスローズ……。黒といっても実際には青や赤、紫の濃い色ですが、品種改良が進んだのか色味のダークさがどんどん本格的になっているのには感心しました。どれもかなりレアな上に他のメジャーな色より割高なので、黒づくめのガーデニングをするのは骨が折れそうですが。

 しかし実のところ、黒い花といって私が最初に思い浮かべてしまうのはファンタジー系小説に出てくる架空の植物"黒蓮"だったり。最初に知ったのはR・E・ハワードの「コナン」シリーズで、スティギアという魔術の国の特産品である黒蓮の花が強烈な毒にも睡眠薬にもなる便利アイテム的にたびたび登場するのです。そこからの派生かもしれませんけど、 ハワードと関係の深いクトゥルフ系統の作品でも秘薬の原料としてときどき見かけますね。
 
 あと何といっても強烈なのはゲームブック「ソーサリー」での苦い記憶(笑) こちらもコナンシリーズと同じく猛毒の甘い香りを放つ花という設定でして、黒蓮の咲く野原についつい足を踏み入れてしまい何回死んだことか

 以前(花はなかったですが)「オールモストブラック」なるいかにもな名前の睡蓮を店頭で見たことがあったので、黒い蓮もひょっとしたら地球のどこかに…と思って調べてみましたが、こちらは流石にリアルでは存在していませんでした。まあ、画像検索したらオールモストブラックの花もいうほど黒くないですし、黒バラと同じようなもんでしょう。(名前といえば、黒チューリップの名品種という「夜の女王」/"Queen of the Night"(魔笛?)の球根も売ってましたが、それを親に日本で作られた八重咲き種が「夜の帝王」なのが面白すぎます。)

 私自身は全体の雰囲気とか株が立派でよく咲きそうとかいう基準で選ぶ方なので、上の写真からお分かりいただける通り花の色に対するこだわりはそれほど強くありません。一杯あるイングリッシュローズなんかはとりあえず全色系統揃えようという適当さです。

テーマ:草花
ジャンル:趣味・実用

2016.04.21 16:15|花・植物
 毎年この時期になると楽しみなのが、あちこちのブランドから発表されるバラの新作品種チェックです(基本すぐには買いませんが)。
 中でも心待ちにしているのは、総称イングリッシュ・ローズと呼ばれる英国のデビッド・オースチン社のバラ。ここのバラの形と香りが好みなのと、たまに気に入りの作品や事物にちなむ名の品種を見つけるとテンションが上がるからです(「ストロベリー・ヒル」とか去年出たばかりの「ジ・エンシェント・マリナ―」とか。)

 ネットには今年の情報もすでに上がっており、それによればオースチンの2016年新作は「イモージェン」「バテシバ」それに今年生誕百年を迎える作家ダールの名前を冠した「ロアルド・ダール」の三種だそう。イモージェンとバテシバはそれぞれシェークスピアとハーディの登場人物というオースチンの命名ネタの定番ですが、アーティストから名前を貰ったバラはそれなりに多かれど、小説家(それも古典系でなく、最近の世代で)本人の氏名がつくのはわりあいレアなんじゃないでしょうか。

↓ソース。
http://reckless-gardener.co.uk/david-austin-to-name-rose-in-honour-of-roald-dahl/
http://www.countryandtownhouse.co.uk/culture/david-austin-roald-dahl-rose/

ダールの公式HP(http://www.roalddahl.com/roald-dahl/roald-dahl-100/events/may)にも通知がありました。これによると、バラ苗の売り上げのうち1パーセントは重病の子どもたちのための基金 Roald Dahl’s Marvellous Children’s Charityに寄付されるとのこと。

ダールのサイトから転載させていただきますが、この写真のバラが「ロアルド・ダール」。 なお他二つのリンク先の写真も同じものです。

roalddahlrose_0_006e23e26e23e2_881_497.jpg

 各リンク先の説明ではダールの児童文学の代表作の一つ、James and the Giant Peach (邦題:「おばけ桃が行く」または「おばけ桃の冒険」)にちなみ、桃の果実をイメージした色合いのバラになったとか。ただ最初に写真を見たとき、思わずえ?これが桃色?と盛大に疑問符が浮かんだんですが…。でもダールの公式サイトにある桃のイラストもやっぱりこんな黄色系のオレンジだし、西洋人の感覚では桃色=ピンク色ではないのかとか悩んでいたら、そもそも日本語の桃色って実ではなく花の色が由来だったっけとようやく気づいたのでした(汗) 
 
 しかしやっぱり同じオレンジ系なら、写真で見る限りうっすらピンクの入った「バテシバ」の方が桃の果皮の色に近いのではと←しつこい(というかこの二つ、cupped rosette咲きの花形まで同じで下手したら間違えそう。一番上のリンクの写真の配置がこれまた紛らわしいし) 姿自体は両方とも好みなだけに、同じ年に発表の花どうしでタイプが被るのはどうも頂けません。

 私はロアルド・ダールの作品の熱心なファンという訳ではないのですが、読書歴においてはちょっとした縁のある作家なので今回の命名はなかなか感慨深いものがあります。
 
 たしか高1の頃、休みに決められた候補数点の中から英語の小説を一冊読むという課題があって、その時に私が選んだのがダールの自伝的作品 Boy (「少年」)でした。むろん全編英語で書かれた本を独力で読むのは初めてだったので辞書と首っ引きで苦労しましたが、いやーな寄宿学校や両親の故郷ノルウェーでの夏の休暇など印象的な場面がいっぱいで大変ななりに楽しめたことはよく覚えています。
 もう一つは数年前にダールの編纂した怪談集、「ロアルド・ダールの幽霊物語」(詳細はこちらで)と出会ったことでして、この本を読んだのをきっかけに怪奇小説のアンソロジーを色々と読み漁るようになり、気に入った話があれば同じ作家の他作品が収録された別アンソロも読むというのを続けるうち、ずいぶんと守備範囲が広がったものです。

 ダールを記念したバラならそんな感謝の念も込めて一鉢育てたいところですが、考えてみれば最近買った品種もことごとく似た系統の黄色~オレンジ系だったので(ほんと上でオースチン社のことをどうこう言えませんが)やっぱり数年は待っていただこうかと。まずは濃い赤とピンクのを少し追加したい…今年はエンシェント・マリナ―手に入れられるかな~。

テーマ:バラが好き!
ジャンル:趣味・実用

2015.10.31 19:35|花・植物
 五月ごろだったか、夕食を作り終えてシンクを片付けていたら隅に里芋が一個だけ落ちてるのに気がつきました。けんちん汁(だったと思う)に入れるつもりが、洗い桶の陰の死角に転がり込んだのを見落としていたらしいです。

 その時の私、次に里芋料理を作るときまで取っておいてもしょうがないかと思ったらしく...、ちょうどグラジオラスの球根を植えたばかりのプランターに一個分スペースが余っていたので、そこに里芋を埋めて土をかぶせておきました(我ながらつくづく謎な思考回路)
夏にはグラジオラスが咲く横に里芋の葉が揺れてるというちょっとシュールな光景が見られました。

 先日グラジオラスの球根を掘り上げるとき、もう地上部は枯れてしまっていた里芋のことを思い出して、どうなった?とシャベルを入れてみたところ。なんとしわくちゃになった親芋と一緒に、最大で直径6cmくらいの子芋が数個収穫できました!

窮屈なプランターにしては上出来といえるんじゃないでしょうか。
151019.jpg

大きさこそ不揃いですが、ごぼうと高野豆腐と炊き合わせにしたところすごく柔らかくておいしかったですよ。なお両親は小芋の出所には全く気がつかなかったようです

で、一方のグラジオラス↓。

gladiolus.jpg

 こちらも殖えた?というのか、親球根の周りにびっしりと小さな粒がくっついてました。この小さいのは"木子"といって、上手く育てれば一人前の球根になるらしいのですが、さすがに家では難しいかな…。

 しかしこの小さな木子が密集している様子、初めて見た時は正直かなり気持ち悪く感じてぎょっとしてしまったのでした。
 いわゆる「蓮コラ」の素材のもとのハスの実なんかはまったく不気味に思ったことはないのですが(巷で『気持ち悪い』と言われてるのを知る前から、供花に入っているのをよく目にしていたせいかも)、やっぱり見慣れてないものには免疫がないということなんでしょう。

 おまけ。どうしても写真に写り込みたいらしいです。
151024_.jpg

テーマ:ベランダ菜園&プランター菜園
ジャンル:趣味・実用

2015.09.13 23:42|花・植物
 昨日は久しぶりに気持ちよい天気の休日になったので、午前中いっぱいかけて一部ジャングル化していたバラの夏剪定をどうにか終わらせました。(本当はもっと寝てたかったのですが、早朝の地震で目が覚めたあと二度寝できなくなっちゃったのです)。
 
 長雨のせいか花壇のあちこちに細長くて白いキノコが顔を出しているのを発見。このキノコ、梅雨の時もそうでしたがちょっとじめじめした日が続くと必ず出没するんです。取り除きましたが、夜になってまた見たら早くも新しいのがひとつ頭を出しかけてました。恐るべき増殖力…。

 とはいえキノコは無害だからまだいいとして、困ったのはその花壇のバラが一週間ぐらい前から上のタイトル通りの症状に見舞われてしまったことです↓(品種はERのパット・オースチン)。雨続きで土は湿っているのに、急に右半分の葉だけが水切れを起こしたときのようにしなび始め、それが進んでとうとう枝の根元まで枯れてしまいました。害虫や薬害でもなさそうだし、普通の枝枯れ病ともちょっと違う感じで原因は不明のまま。どうしたもんでしょう。
1509.jpg

 結局右側の枝は全部付け根まで切ってしまったので、株を半分引き抜いた状態で90°回転させてこちらから見た時の樹形のバランスを取るという無茶なことをやっちゃいました
 
 しかしこのパット・オースチンの花は直射日光にめちゃくちゃ弱く、朝日がまともに当たるこの場所に植えたのがそもそも間違いだったかも。なにしろ晴れの日に咲いた花は朝八時ぐらいにはすでに萎びてるんです。土を入れ換える余裕があれば冬の休眠期に他のバラと場所を交換しよう(自分用メモ)
 
今年の春はせっかく撮ったバラの写真アップしそびれてしまったのでついでに。

新顔のメアリー・ローズ
maryrose2.jpg

左:ティージング・ジョージア、右:セプタード・アイル
georgia 2scepterdisle2.jpg

ベンジャミン・ブリテン 
britten3.jpg

 この独特の赤、けっこう目を引くのかベランダ工事のため外の仮置き場に出していた去年はこの花だけが複数回花泥棒の被害にあってました。一部では紅生姜色といわれてるとか(しかし某所で見かけた名前の由来の作曲家の当て字のせいで、私の頭には常に紅生姜を添えた鰤の切り身の映像がよぎるようになってしまったのでした)

追記で咲きだした秋のバラも。

一番乗りのルージュ・ロワイヤル(あ、後ろに小さく見えるバニラ・パフュームもか)
RougeRoyale.jpg
 
う~ん、香りは好きですが赤の発色が今一つ…。なお花が大きくなり過ぎると形が崩れるので肥料のやり過ぎに注意とのことですが、これは多分そのギリギリのところでしょう。

テーマ:ガーデニング
ジャンル:趣味・実用

2014.10.02 20:58|花・植物
 この一週間ほどでバラが次々秋の開花を迎えました。夏と比べて数は少ないですが、花がずっと長持ちするのが秋バラのいいところです。

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五月の国際バラとガーデニングショウで買った新苗の「スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン」。だいぶ大きくなったので一輪だけ咲かせてみました。ただ香リの点ではまだこれからなのか、強香品種というわりに匂いがいまひとつ。

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「ソフィーズ・ローズ」 グラミスとセプタード・アイルと見切り品まとめ買いしたER三本の中で、これだけ伸び悩んでましたがやっと本気出してきました。一見ダリアに見えなくもないような個性的な形の花です。

140929_0649~02[1]
うちでは数少ない赤系の「イントゥリーグ」。しかしIntrigue(陰謀)という名前の割にはあからさまにパカッと開きすぎのような…(ベランダが東向きなので朝の日差しが強すぎるとこうなります。前日夜には完全につぼみだったのに。)

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「バニラ・パフューム」。バニラの香りはしません

粉粧楼
「粉粧楼」 このバラは毎年秋にもよく咲きます。

angel.jpg
 「リッチフィールド・エンジェル」 去年シュートが三本も出て期待していたのに、階下の仮置き場に下ろしたばかりの時風で傷んでしまった上、環境が合わなかったのか夏じゅう不調でほとんど咲かず伸びず。ベランダに戻したらやっと少し持ち直しました。
 他にはブラザー・カドフィールも似たような感じでした。どちらもイングリッシュローズの中ではわりと頑丈なタイプという印象だったのに。もっとも鉢によっては日当たりがいい仮置き場のほうが成育が良かったものもあるので一概にはいえませんが…。

 「グラミス・キャッスル」と「ストロベリー・ヒル」で紅白ツーショット(下に見えるのは無視してください)。
つぎつぎと計十個以上も蕾をつけたグラミスですが、半分ほどは秋の雨に当たって開かずじまいに。家のに限れば雨に弱いと評判の粉粧楼よりボーリングしやすい気がします。

140924_0755~01[1]

 「ストロベリー・ヒル」は元祖ゴシック小説作家のホレス・ウォルポールの作った邸宅が名前の由来なので、怪奇文学好きとしてはずっと欲しかったバラでした。先月京成バラ園でやっと一鉢だけ見つけて入手。
なお「ブルーベリー・ヒル」という紫のバラもあるらしく、セットで植えたらベリー尽くしで面白いなと思ってるんですが、残念ながらそちらにはいまだにお目にかかれてません(笑)

140924_0758~01[1]
茶白がバラだけでなく自分も撮れ撮れってうるさいから希望通りにしてあげましたよ!!! 写真写りに文句はなしね


テーマ:***ベランダガーデニング
ジャンル:趣味・実用

2014.06.27 06:07|花・植物
 先日ちょっとした用事で京都を訪ねたあと、その翌日は大阪の泉南市にあるデビッド・オースチン社のイングリッシュローズガーデン(以下DAガーデン。↓公式サイト)まで足を伸ばしてきました おかげでブログの更新はさぼりっぱなしですが。http://www.davidaustinroses.com/japan/Advanced.asp?PageId=2244

…ただし誤解のないよう申し上げますと、京都から泉南までは決して近くありません。というのも宿の手配をぐずぐずしていたら、京都で手ごろな場所と値段の部屋はすでにほぼ満杯で、唯一シングルルームが取れたのが新大阪近辺のホテル。こうなったら開き直って、大阪なら京都から行くより早いと念願のDAガーデンに行ってみることにしたんです!初夏の京都を満喫してくるものとばかり思っていたらしい周囲からは呆れられましたが。
 (実は十年ぐらい前に父が大阪に赴任しており、休みなどそこから京都にもよく出かけていたためあまり目新しい場所ではないもので・・・。通というのとはぜんぜん違いますけど。)

 用事が済んだのが五時過ぎ、そのあとお土産を揃えて食事して(母に三条大橋の近くにある店で買い物を頼まれていたのでそこまで行かなくちゃならなかった)、河原町駅から大阪のホテルに向かいました。
 
 翌朝は早起きしてチェックアウト、天王寺で必要なもの以外の荷物をコインロッカーに預けてから電車を乗り継ぎ、DAガーデン最寄り駅の和泉砂川で下車。
 もう少し早いバラが見頃の時期なら駅から期間限定のシャトルバスが出ていたんですが、今だとタクシー以外交通手段はない様子(駅前にタクシー会社があるのですぐ乗れはします)。問い合わせたところ、途中までならコミュニティバスで行けなくはないとのことでしたが、本数が少なすぎるうえ降りたあと歩く距離のほうが長そうであまり乗る意味もない感じでしたし。

 ローズガーデンの花はほぼ剪定されてしまったあとというなんとも微妙なタイミングでの訪問でしたけど、主な目的は併設のプランツセンターで新しく花壇に植える予定の鉢苗を買ってくることだったので、ほぼ無人のガーデンと売り場でじっくり各種の品定めしてきました。
 ベランダ作り付けの花壇(←この間猫の足跡つけられた)は一段高くて風のよく当たる場所にあるため、あまりまっすぐ上に伸びすぎず葉が厚くて丈夫な種類を選びたかったんです。立派な苗も買えたし、これまで実物を見たことがなかった品種もぽつぽつ咲き残っていた花含めどんなか確認できたので遠出した甲斐は十分にありましたが。
 
 購入した鉢はさすがに担いで帰る気になれなかったので家に送ってもらいました。関東までなら千円ちょっとの送料ですみます。 

 …そして帰りはわれながら何を思ったか、そのままバラ園から駅まで四、五十分ほどの距離をてくてく歩いてしまったのでした(新大阪を出る新幹線の時刻まで余裕がありすぎるほどあったのと、割合分かりやすい一本道だったので…)。前日も京都を結構うろうろしたせいもあって後からこたえましたけどね。 

※なおこの行程の最初からひっくるめ、良識ある方は参考にされないことを強くお勧めします。

 
発送した鉢苗は翌日枝が折れるようなこともなく無事に届きました。

2218~01
空き箱はさっそく猫たちの部屋(正確には茶白の個室)に。

 

テーマ:***ベランダガーデニング
ジャンル:趣味・実用

2014.06.15 23:52|花・植物
 ここ最近の雨の間バラの手入れもさぼり気味だったので、今朝は久しぶりに鉢を一つ一つじっくり点検してきました。

 ハサミで咲き終わりそうな花がらを切って回っていたとき。一本の枝先が少し枯れこんでいるのが目に入ったので、剪定してしまおうと指でつまむと…想定外のグニャっとした手触り。 枝に見えたのは四センチぐらいある細長い黒茶色のイモムシでした
 
 驚いてあわてて手を離したら、その拍子にトゲで引っかいて手首のところに盛大にミミズ腫れ作っちゃいました。いやバラにつく虫には慣れてますから不意打ちじゃなければこれ程びっくりしなかったんですけど、↓これじゃパッと見分かりませんよねえ!? (それとも私の目が悪いのか)

download.jpg

擬態する昆虫ってのは写真ではおなじみの存在だったんですが、まさか自分が引っかかるとは…。なんか悔しい(笑)

 ただ最近目の調子が良くないというのはちょっとだけ本当で、外でいま真っ最中の塗装工事のためか鼻と目が凄くむずむずするんです。アイメイクしている時だと目を擦れないのでまつ毛を引っ張って痒みをしのいでいたら、気がつくと毛が一ヶ所まばらに(>0<) 仕方ないのでかゆみ止めの目薬というのを買ってきましたが、これこのまま進行したら嫌すぎます。

 バラのほうはここ数週間は強風もなくまあまあ好調です。イモムシだけというのもなんなので、続きは前々回の記事のあと咲いた花の写真でも。

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「コラーユ・ジュレ」 "珊瑚(色の)ゼリー"なる何をイメージすればいいのか微妙に困るネーミングの国産バラ(個人的には嫌いなセンスじゃありません)。うちのはどれも、開ききっても中心部の花びらが完全にほぐれず閉じたままという独特の咲き方をしますがこの株の個性なんでしょうか← しかしこの中によくハナムグリが潜っている。

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 去年新苗の通販で買った「ナエマ」。この写真を撮ったあと恐ろしい勢いでシュートが二本伸びてきました。やったね。

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 グラミス・キャッスル(上)、セプタード・アイル(下)
春にホームセンターの見切り品投げ売りで買ったイングリッシュローズで、揃って他の鉢から一月遅れで咲き出しました。
名前はどちらもシェークスピア戯曲にゆかりのもの。しかし伸び方に野心のかけらも感じさせない小ぢんまりした樹形といい真っ白な花といい、どうしてこれが「マクベス」の舞台「グラミス城」の名前をつけられたのかと…。血のように真っ赤なバラだったりしたらそれはそれでベタ過ぎですか。

テーマ:***ベランダガーデニング
ジャンル:趣味・実用

2014.05.22 23:37|花・植物
 今日の大雨で一段落といった感じですが、この十日間ほどがバラの開花ピークでした。うちでは現在マンションが外壁の工事中なので、バラ鉢は全部ベランダから低層棟の屋上にある仮置き場に引越し中です。
(少し前まで数鉢室内に残していたのもあまりの日照不足からか葉が全部落ちてしまい、流石にこれはまずいとまだ残っていた仮置き場のスペースに移しました。)

風が強すぎることを除けば日当たり良好でそう悪くない場所とはいえ(実際ベランダより生育はいいくらいかも)、やはり風で花びらと葉が傷だらけのボロボロになってしまうのが一番の悩み。カメラもガラケーのだし自慢できるような写真じゃありませんが、咲いた花の記録ということでまあまあのだけでもご覧ください。

05130018001.jpg

今年ダントツで良く咲いたのは↑の黄色いバラ、シャルロット・オースチン。ちょうど前後によそのお宅の高い鉢植えの木が置いてあり、それがうまいこと風除けになって花も傷まずにすんだんです。

05130023001.jpg
咲き出して間もないころのシャルロット。たぶん全部で三十個近く花をつけたと思います。花持ちもイングリッシュ・ローズにしてはいいほうなので、満開時にはなんとも言えずきれいでした。
手前のピンクがかったのは別の品種のグルスアンアーヘン、後ろの赤紫はプリンセス・シビル・ドゥ・ルクセンブルグ。
グルスアンアーヘンは引越しさせたばかりのときの強風でやられた枝を切り詰めまくったらサイズが半分になってしまい、この一輪しか咲かせられませんでした (後からだいぶ芽が伸びてきましたが)。

05130012001.jpg
cornelia.jpg

「ナローウォーター」(上)と「コーネリア」(下) 
コーネリアの方は去年コガネムシの幼虫にやられてひどい目にあいましたが、なんとか復活しました。
私はこういうセミダブルの花が房咲きになるタイプが(無意識に)好みらしいと最近自覚してきたところです。

05150010001.jpg
「シャルロット」と右手奥にあるのが同じくイングリッシュ・ローズの「ザ・ピルグリム」
薄い黄色どうしで並んでいても、ピルグリムはレモンイエロー系、シャルロットはクリームにオレンジがごくうっすら入ったような微妙な色合いとかなり違います。↓下のようにツーショットで撮ると、シャルロットが不思議とオレンジっぽく。

thepilgrim.jpg

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「エスメラルダ」 凄く目立つピンクの大輪です。この色だけは家のベランダからでも黒い工事用覆い越しに識別できます!

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「フォルスタッフ」 この株は強い風が吹くたびに花が自分のトゲで顔をすりむき、無傷で撮れたのはこの一輪だけでした 剪定で枝を長く残しすぎたのがまずかったかも。

securedownload2.jpg
「ビエ・ドゥー」
はっきり写ってないけれど薄いピンクと白のストライプがトレードマーク(なんだか可愛いキャンディのイメージ)というユニークな色合いです。去年このブログのコメント欄で教えていただいて一目惚れし、晩秋に苗を見て衝動買いしてしまいました
これが最初の一輪ですが、後からつぼみが上がってきてもっと咲きそう。ほかにもまだ咲いてないのが数種類あるので、そちらも撮影がうまくいけばまたアップしたいと思ってます。

テーマ:***ベランダガーデニング
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筆不精にも関わらずメモ帳代わりとして始めてしまったブログ。
小説や音楽の感想・紹介、時には猫や植物のことも。
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