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2011.06.26 02:20|
 金曜日は臨時の休みだったので、半年ぶりに千葉の京成バラ園に行ってきました。電車だと家からは東京で乗り継いで小一時間程度です。タイミングのいいことに、ちょうどガーデンショップのセール中!あれこれ物色しているときりがないのですが、ラッシュ時にぶつかるとトゲだらけの木を抱えて電車に乗るのは厄介なのであまりのんびりともできないし。
 以前出かけたのは去年の十月ごろと年明けのことで、夏に訪れるのは今回が初めて。秋冬なら大荷物を持って帰りに駅まで歩くのもそう苦にならないけど、何しろもうれつに暑い日だったので鉢二つ提げて駅まで徒歩十五分の道のりはきつく、思ったより疲れてしまって車内ではずっと居眠り状態でした。バス使えば良かったかも。


で、帰ってみたら・・・


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 ベッドからはみ出しかけつつくっついて寝ている猫たち。千円ショップで売っているようなプラスチックの三段式収納の真ん中の段、夏は風通しが良い窓辺に動かせる(下に車がついてる)ので猫たち気に入りのベッドです。普段は交互に使っているのですが、あまりに暑かったので仲良く共有することにしたようです。
 しかしいくら涼しい場所とはいえ、毛皮同士でべったりってきつくないのか?まあ仲が良いのはありがたいことですが、見ているこっちのほうが暑苦しかったです。

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テーマ:猫のいる生活
ジャンル:ペット

2011.06.22 00:23|レシピ
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 知人への手みやげにしようと久しぶりにトルティージャ焼いてみました。しばらく作っていなかったのでひっくり返す時には変に緊張してしまったのですが、少々でこぼこしたものの形はまあまあの出来です。

材料はシンプルに卵、ジャガイモ、玉ネギ、オリーブオイルだけ。大きさにもよりますがジャガイモがこぶし大の大きさなら、卵はジャガイモの個数プラス2~3個くらいが目安です。今回はやや大ぶりの新ジャガ五個を使ったので卵は多めの八個にし、直径二十六センチのフライパンで焼きました。

作り方

1・ジャガイモは皮を向いて1・5cm位のさいの目切り、タマネギ中サイズ一個は荒みじんにする。合わせてフライパンに入れ、かぶるくらいのオリーブオイルを注ぎ入れて中火にかけ、縁や底が焦げ付かないよう時々かき混ぜる。

2・卵は割って泡だて器でよく混ぜておく。ジャガイモにすっかり火が通って軽く色が付くくらいになったら火からおろし、ボールの上に置いたザル(くれぐれもプラスチック製を使ったりしないでください。←体験談)にフライパンの中身をあける。ザルに残ったジャガイモ、タマネギを溶き卵に入れ、塩を小さじ一杯強ほど加えて混ぜる。

3・フライパンが汚れていればいったんきれいに洗い、先ほどのボールに溜まったオリーブオイルを大さじ二杯くらい入れてまた火にかける。十分熱されて油が全体に廻ったら卵と具を一気に入れ、大きくかき混ぜるのと全体が均一になるようフライパンを揺するのを交互に数回くり返す。

4・七~八割火が通ったら、フライパンのふたか直径より大きな皿を上にかぶせ、しっかり押さえてひっくり返す。慣れないうちはこれ相当怖いんですが、用心のため下に大きなボールを置いておくと安心です。(万一ぱっくり二つに泣き別れしちゃった場合でも、そのままフライパンに戻して、卵をもう一個溶いてくっつければだいたい修正できます。)
フライパンを軽く拭き、またオイルを少量足してから皿にあけたオムレツを戻し、きれいな円形になるよう形を整えながら反対側の面を焼く。

5・火の通り加減が気になるようなら竹串を刺して、卵液がついてこなければ大丈夫。また同じ要領でフライパンにお皿をかぶせてひっくり返し、焼きあがったオムレツを取り出す。

※余ったオリーブオイルは少し置いておくとデンプン質が沈殿してくるので、それを取り除けばふつうに炒め物などに使えます。

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食べるときはケーキを切るような感じに切り分けますが、薄く切って野菜とパンにはさんだサンドイッチもおいしいです。油をたっぷり使う割にはくどくなくて、時々むしょうに食べたくなる味(結局今回私が食べられたのは小さいのが一切れだけだったんですが。)それにしても最近スペイン絡みのネタばかりだなあ。


タグ:スペイン料理

2011.06.19 04:01|花・植物
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今年の二月ごろだったか、かなり季節外れな時期に買ってきたミニバラ版粉粧楼に返り咲きの花がつきました。花びらの数が多いので、開くのにも時間がかかります(つまり花持ちがいいということなのでありがたいですが。)花ごとにいくぶん紅色のさし加減が違うのが面白いです。


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上の写真の花が開ききるとこうなります。後ろに写っているのは大鉢をシェアしているグースベリー。バラの葉っぱじゃありません

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ミニバラは茎が細く、咲いていくにつれてだんだん首が垂れてしまうのが撮影には困りものです。なんかひどいアングル ベランダの床に座り込むみたいにして写真撮っていたら、窓から覗いた隣の人と目が合ってしまって微妙に恥ずかしかった・・・
2011.06.17 08:27|音楽鑑賞(主にオペラ)
 今回のメト来日で一番キャンセル騒動の被害をこうむったこの演目、出なかったアーティストのためにチケットを買われた方はさぞかし落胆されたことと思いますが、もとから以前からファンのパーペと生で聞くのは初めてのホロストフスキーが目当てだった私はいそいそと出かけていき、代役の健闘ぶりにも満足して帰って来ました。一言で言ってしまうと、たしかに瑕も少なくなかったとはいえ、大変心に残る公演で充実した時間を過ごせたと思います。

 実は私は指揮のルイージには一度振られています。2007年のドレスデン・ゼンパーオーパーの来日のタンホイザーで聴けるはずだったのが、直前に劇場側の都合とやらで「ばらの騎士」「サロメ」に担当変更。ちなみに招聘元は今回と同じくJAでした。
(おまけに元帥夫人に予定されていたデノケが急病で来られなくなったため、今回と同じソプラノの他演目スライドが起きてしまったりと色々キャスト入れ替えがあって、タンホイザー一点買いだった私は聴きたかった人がほとんど聴けず散々でした。災害に見舞われたわけでもないのに、こちらの事例の方がよっぽど苦情ものだったと思うんですが、おそらく欧米歌劇場のマネージメントの人はこういうやり繰りをそれほど非常識な事とは思ってないのかもしれません。)
 そんなわけで、レヴァインの代役としてメトの看板を背負って立つからには、ぜひとも三年半前のがっかりを吹き飛ばしてくれるような名演をと期待せずにはいられなかった訳です。結果的にはいささか不完全燃焼気味の出だしにもかかわらず、ドラマの進行と共に手綱も締まってきて、前半の不満をぬぐい去る冴えのある音楽作りが堪能できました。ライブビューイングでいつも感心する合唱もやはり見事だったです。

 歌手陣ではたとえ一声も出さなくとも、パーペとホロストフスキーの存在感はやはり別格。時折光る箇所はあれども流れが作り出せない感じでグダグダぎみだった舞台が、ニ幕最後のこの二人の対話場面になると一変して緊張感がみなぎります。パーペは三月のメトの「ボリス」では元気がなかった(実際かなりの不調で、公演最終日には死ぬ場面を代役のニキーティンに任せて降りてしまったらしい)ので、NHKホールではどうかと心配もしたのですが、全くの杞憂で三階席にも張りのある声がしっかりと届いてきました。私がパーペのフィリッポやマルケ王の解釈で好きなのは、役柄の老いや諦念を前面に出さず、かわりに今にも激情が爆発しそうなぎりぎりの危うさがあるところです。今回は正統派演出のせいか本人の変化か、「一人寂しく眠ろう」ではその要素がややうすれ、より憂愁に満ちた感のある歌になっていましたが、やはり気迫に満ちた役作りは健在で圧倒されずにはいられません。
 鋭いエッジがある感じのパーペと比べると、劇場で聴くホロストフスキーの声はいくぶん柔らかめ、それもまっすぐ飛ぶのでなく、一瞬中空を漂ってそこに留まるようでどこか不思議な感覚をおぼえました。個人的には生より録音で聴くほうが好みのタイプの歌手かなあとも思いますが、バリトンには珍しいぐらい暗い声で独特の魅力があります。そのせいか彼のロドリーゴはとても思慮深く落ち着いた雰囲気で、カルロとは対照的だったのが功を奏していたという印象を受けました。

 そのカルロ役のヨンフン・リー、カウフマンとは違った魅力があって私はとても気に入りました。登場のアリアこそやや平板で物足りなかったし、油が乗ってくると逆に荒削りさが目立ってしまうところもあるにせよ、声もきれいでよく通るし、子供っぽい微笑ましさと優しさが感じられるのが何より良いです。相手役のポフラフスカヤとはすでに現地で組んでいるだけあって演技面でも息が合っており、第一幕で彼女に火をおこしてあげるシーンから最後の別れにいたるまで、二人の間の感情の変化がひしひしと伝わってくるいいコンビでした。ポプラフスカヤは歌のほうは確かにぱっとしないのですが、重いローブの着こなしも見事だし、内面のもろさを高貴な身分ゆえの矜持で必死に支えようとする役作りが細やかで大きなプラスになっています。私にとってエリザベッタは最後まで迷いと弱さを捨て切れなかった女性に思えるので、悟った聖母のようなスカラのフリットリはその点ちょっと違うと思わなくもありませんでした。そういった訳で歌の上手さとはまた別の次元で、リーとポプラフスカヤはは今までビジュアル付きで鑑賞した中ではもっとも感情移入できるカルロとエリザベッタのカップルでしたので、結局この組み合わせの配役に落ち着いたのは正解だったと思います。五幕の大アリアとそのあとの二重唱では、ポフラフスカヤもそれまでと比べて安定したきれいな声が出ていましたし。

 エボリ公女のグバノヴァは違うタイプの役のほうが持ち味を生かせそうな感もありましたが、やはり大健闘していました。ロシアやドイツ物のほうでもっと聴いてみたい人です。配役に不満があるとすれば宗教裁判長と修道士のバス二人。コーツァンは声自体は深くていい声で凄みもあるのに、歌に表情付けがほとんどなく一本調子で、作品全体を裏から支配している人間の老獪さが伝わってきません。修道士はそれ以前の問題で、声に風格が全然なく、とても「スペインで一番有名な王様」(三つ前の記事参照)にふさわしくは聞こえませんでした。コーツァンがこの役のほうだったらまだ良かったのに。

 最後に演出について。今シーズンから変わったハイトナー版のほうが演技付けはずっと細かいとはいえ、私はあの舞台のどぎつい色彩とレゴブロックがあまり好きでないので、古いプロダクションがお役御免になる前に見ておけて良かったです。(映像は出ているけれど新鮮な気分で観たかったのであえて避けてきたため、この舞台を通して観るのは今回が初めてでした。)噂どおりの歴史絵巻で、幕ごとの色彩や明暗の対比もよく構成されていてこちらにも満足。
 絵画から抜け出したような宮廷人たちの衣装も見ていて飽きませんでしたが、何より強烈だったのが火刑に引き出された囚人たちのいでたちでした。縞の囚人服の上に悪魔の絵が描かれた、まっ黄色のパロディじみた司教冠と上着をかぶせられるという何とも異様な姿だったので、思わず劇の進行そっちのけでオペラグラスで凝視してしまったのですが、調べてみたらあれはサンベニートsanbenitoという異端者に着せられていた服とのこと。罪の程度に応じて何種類かあり、色や柄にもそれぞれ意味が込められている(たとえば黄色というのは異教徒、裏切りの色)とのことで、この場合の格好は生きたまま焼かれるという一番重い罪をあらわしているらしいです。ずいぶん忠実に作ってあるものだと妙な感心をしてしまいました。新演出のほうでは火炎模様のとんがり帽子みたいなものをかぶらされた人たちが出てきたけれど、そちらもサンベニートの一種なんだとか。

↓この絵とそっくりでした。でももっとどぎつい黄色です。

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タグ:オペラ感想

2011.06.12 23:00|レシピ
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 時々トラブルを起こすうちの炊飯器がまたやらかしてパサパサご飯ができてしまったので、知り合いのスペイン人から教わった鶏肉の炊きこみご飯というのを試作してみることにしました。元バイト先の人なんですが、先日一緒に焼き鳥屋さんに行ったとき、あちらではどんな鶏料理をよく食べていたのか尋ねてみたら教えてくれたのがこのレシピです。
 お母さんがよく作ってくれた献立だそうで、材料も作り方も家庭料理らしく実にシンプルです。材料は調味料のほかにはお米と鶏肉だけ、時間も炊飯器で炊くより短くてすみます。(あちらのご飯は生米をそのまま炒めてしまうので、米を洗って冷やす手間もはぶけるし。)肉に下味をつける時間を抜きにすれば半時間ちょっとしか掛かりませんでした。


作り方:

1.鶏の骨付き肉(分量は三人前で骨込み3~400グラムくらい)は食べやすい大きさに切り分け、あらかじめ塩コショウしておく。お米のほうにはあまり味を入れないので、肉はしっかりめに味付けしておくのがおすすめです。骨付き肉を使うのはそのほうがずっと良いダシが出るから。

2.キャセロールか土鍋にオリーブ油を少し入れ、鶏肉と薄切りにしたニンニク二片ほどを薄く色が付くまでいためる。そこに生米二カップを入れてさらにいため合わせ、お米の粒が半透明になってきたら塩を二つまみくらい足し、料理用白ワイン(なければふつうの料理酒でいい)をカップ半分注いで混ぜる。煮詰まって水気がなくなったら今度はカップ三倍弱ほど水を加え、数分間火にかけておく。

3.前もって180~90度に熱しておいたオーブンにふたをして入れ、約二十分加熱すれば出来上がり。(ふたのないものならアルミホイルできっちり覆えば大丈夫。ちなみにうちで使っているのはカスエラというスペイン風土鍋ですが、これにもふたはありません。)鶏の身をほぐしてご飯と混ぜて食べます。

そのまま直火にかける方法もあって上手くやればおいしいお焦げもできますが、逆に焦げすぎたり吹きこぼれたりとトラブルが多いのでオーブンを使ったほうが無難です。鶏肉だけだからあっさり目かと思いきや、お米に鶏から出たうまみがしみ込んでびっくりするくらい濃厚な味でした。これと生野菜たっぷりのサラダがあればもう十分ていう感じです。

追記ですが、耐熱容器が直火にかけられるタイプのものでなければ炒めるのにはフライパンを使って、オーブンに入れるときに移し変えるという手もあります。あと普通の和式土鍋でもできますよ。


こちらはアップの写真

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Author:eHolly
筆不精にも関わらずメモ帳代わりとして始めてしまったブログ。
小説や音楽の感想・紹介、時には猫や植物のことも。
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