以前記事にした、"Die Oper kocht"でピョートル・ベチャワが作っているポーランドのアップルパイかクランブルのようなお菓子シャルロトカ。
Die Oper kocht"試作そのⅡ ベチャワのシャルロトカ(アップルパイ)
両親にも好評だったと書きましたが、確かに癖になる味で私自身はまってしまい、最近はほぼ週一の割合で焼いてます。リンゴに砂糖が入らず生地も含めて全体に甘さ控えめなので、飽きがこずパクパク食べられるんですよね。私はよくミルクティーと一緒に朝ごはんにしてます。
ただ本の記載はどうも粉とバターの分量表記がおかしい(上のリンク記事参照)ので、私なりに一番作りやすくておいしいという結論に達した材料の配分をご紹介しましょう。後はほとんどベチャワのレシピそのままですが。
材料 (25cm×25cmのオーブンパン使用)
薄力粉300g(3カップ)/卵黄2個分/ 砂糖大さじ4杯半/バター(有塩)150g ※以上生地分
リンゴ3~4個/レーズン(前日くらいからお酒に漬け込んでおく)1カップ/シナモン(粉末)/レモン汁
生のアーモンドスライス 一掴み半程度/ 粉糖適量 ※トッピング用
さいの目切りにしたバターを湯せんにかけ、そこに砂糖を全量入れて溶かします。
そこに粉を1カップ分ずつふるい入れて混ぜるのですが、二杯目と三杯目を足すとき卵黄を一個ずつ一緒に加えてください。ささっとこねあげ、全体がむらなく混ざったら一かたまりにまとめます(粉っぽすぎるようなら、水または牛乳を大さじ1弱ほど加える)。

出来上がった生地を二等分し、半分は冷蔵庫(急ぐ場合は冷凍庫)へ。
残り半量を5~7ミリ位の厚さにのばして、薄くバターかサラダ油を塗ったパイ皿の底に敷きます。バターが多い生地で扱いにくいですが、小分けしてラップ二枚のあいだにはさんで上から麺棒でのばし、それを少しずつくっつけ合わせるようにしていきます。
でこぼこになってしまったら、最後にコップの底などを押し付けて全体を均等にならすと良いです。

最初は側面にも生地を貼り付ける式の丸いパイ皿を使っていたけれど、四角い容器のほうが作ったり取り分けたりするのにも簡単です。百円ショップで売っているアルミ製の使い捨てグラタン皿みたいなものでも十分です(そのまま人にあげたりもできるし)。
生地の上に油を塗ったアルミホイルを敷き(膨れるのを防ぐため)180~90度のオーブンで二十分から二十五分ほど焼きます。うっすらきつね色がつき、指で押したときにふんわりした感じがほぼ消えているくらいが目安。
この後は前回書いたこととほとんど変わりませんが、ニンジンや大根を千切り状にするとき使うおろし金でリンゴを削り、シナモンとレモン汁を混ぜてレーズンと一緒に底の生地の上にのせます。
個人的にリンゴの品種はお菓子用に定番の紅玉より、酸味の少ない王林などがおすすめ。火を通したときの自然な甘さがちょうどいいです(値段も手ごろですし)。あとレーズンは赤ワインに漬けておくのがさっぱりしていて好み。
その上に冷やしておいた残り半分の生地をリンゴと同じ方法で削って敷き詰め、最後にスライスアーモンドを散らしてオーブンで約四十五分焼けば完成です。
ベチャワの顔文字ふう?飾りの代わりに、私は粉砂糖を振りかけて仕上げてます。

粗熱を取ってからのほうが切り分けやすいです。

ポーランドでは泡立て生クリームやバニラアイスを添えるのが定番のようですが、そのままでも十分おいしいと思うんですけどね。
ついでに五月に発売が決まったベチャワの新アルバムについても少し。ドイツ・グラモフォンのサイトに紹介ページができてました。リヒャルト・タウバーをオマージュしたウィンナオペレッタのアリア集だということです。
PIOTR BECZALA Heart's Delight
今度のライヴビューイングの「リゴレット」のほうは私はパスなんですが(演出はケバいし作品自体あんまり好きじゃないし)、来シーズンは「オネーギン」と「ルサルカ」の二回スクリーンでベチャワが見られそうで楽しみです。
Die Oper kocht"試作そのⅡ ベチャワのシャルロトカ(アップルパイ)
両親にも好評だったと書きましたが、確かに癖になる味で私自身はまってしまい、最近はほぼ週一の割合で焼いてます。リンゴに砂糖が入らず生地も含めて全体に甘さ控えめなので、飽きがこずパクパク食べられるんですよね。私はよくミルクティーと一緒に朝ごはんにしてます。
ただ本の記載はどうも粉とバターの分量表記がおかしい(上のリンク記事参照)ので、私なりに一番作りやすくておいしいという結論に達した材料の配分をご紹介しましょう。後はほとんどベチャワのレシピそのままですが。
材料 (25cm×25cmのオーブンパン使用)
薄力粉300g(3カップ)/卵黄2個分/ 砂糖大さじ4杯半/バター(有塩)150g ※以上生地分
リンゴ3~4個/レーズン(前日くらいからお酒に漬け込んでおく)1カップ/シナモン(粉末)/レモン汁
生のアーモンドスライス 一掴み半程度/ 粉糖適量 ※トッピング用
さいの目切りにしたバターを湯せんにかけ、そこに砂糖を全量入れて溶かします。
そこに粉を1カップ分ずつふるい入れて混ぜるのですが、二杯目と三杯目を足すとき卵黄を一個ずつ一緒に加えてください。ささっとこねあげ、全体がむらなく混ざったら一かたまりにまとめます(粉っぽすぎるようなら、水または牛乳を大さじ1弱ほど加える)。

出来上がった生地を二等分し、半分は冷蔵庫(急ぐ場合は冷凍庫)へ。
残り半量を5~7ミリ位の厚さにのばして、薄くバターかサラダ油を塗ったパイ皿の底に敷きます。バターが多い生地で扱いにくいですが、小分けしてラップ二枚のあいだにはさんで上から麺棒でのばし、それを少しずつくっつけ合わせるようにしていきます。
でこぼこになってしまったら、最後にコップの底などを押し付けて全体を均等にならすと良いです。

最初は側面にも生地を貼り付ける式の丸いパイ皿を使っていたけれど、四角い容器のほうが作ったり取り分けたりするのにも簡単です。百円ショップで売っているアルミ製の使い捨てグラタン皿みたいなものでも十分です(そのまま人にあげたりもできるし)。
生地の上に油を塗ったアルミホイルを敷き(膨れるのを防ぐため)180~90度のオーブンで二十分から二十五分ほど焼きます。うっすらきつね色がつき、指で押したときにふんわりした感じがほぼ消えているくらいが目安。
この後は前回書いたこととほとんど変わりませんが、ニンジンや大根を千切り状にするとき使うおろし金でリンゴを削り、シナモンとレモン汁を混ぜてレーズンと一緒に底の生地の上にのせます。
個人的にリンゴの品種はお菓子用に定番の紅玉より、酸味の少ない王林などがおすすめ。火を通したときの自然な甘さがちょうどいいです(値段も手ごろですし)。あとレーズンは赤ワインに漬けておくのがさっぱりしていて好み。
その上に冷やしておいた残り半分の生地をリンゴと同じ方法で削って敷き詰め、最後にスライスアーモンドを散らしてオーブンで約四十五分焼けば完成です。
ベチャワの顔文字ふう?飾りの代わりに、私は粉砂糖を振りかけて仕上げてます。

粗熱を取ってからのほうが切り分けやすいです。

ポーランドでは泡立て生クリームやバニラアイスを添えるのが定番のようですが、そのままでも十分おいしいと思うんですけどね。
ついでに五月に発売が決まったベチャワの新アルバムについても少し。ドイツ・グラモフォンのサイトに紹介ページができてました。リヒャルト・タウバーをオマージュしたウィンナオペレッタのアリア集だということです。
PIOTR BECZALA Heart's Delight
今度のライヴビューイングの「リゴレット」のほうは私はパスなんですが(演出はケバいし作品自体あんまり好きじゃないし)、来シーズンは「オネーギン」と「ルサルカ」の二回スクリーンでベチャワが見られそうで楽しみです。