2013.07.30 22:51|音楽鑑賞(主にオペラ)|
幽霊船が出てくる歌劇なんてせいぜい「さまよえるオランダ人」とその台本転用のこれ位かと思っていましたが、わりと最近意外な作品がオペラ化されていたのでした。
英国ロマン派の詩人サミュエル・テイラー・コールリッジ(1772~1834)の代表作である「老水夫行」(なぜかうちのPCではいつも「漏水不幸」なんて笑えない変換に。ただし入手しやすい訳の邦題は「古老の船乗り」)をもとに、1956年生まれのイタリアの現代作曲家ルカ・フランチェスコーニが書き上げたのがBallata (バッラータ)というオペラ。なお、「バッラータ」とはイタリア中世の詩・楽曲の形式を表す用語とのことですが、どうしてそんなタイトルがつけられたのかはいまいちよくわかりません。
初演は2002年秋にベルギーのモネ劇場で行われ、指揮を担当したのは当時音楽監督に就任して間もなかった大野和士さんでした。
そのときの録音がおととし発売されていた(なぜ九年も経ってから出したのか謎ですが)のを先日オンラインショップで偶然見つけ、曲よりは台本の内容知りたさに注文しちゃいました。現代もの系は普段ほとんど聴かないんですけどね。そろそろ届いてもいいころなので、詳しくは鑑賞し終わったらまた取り上げたいと思います。
しかし一足先にネットを探したところ、いくつか映像クリップが…。こういうのはビジュアル付きのほうがずっと楽しめそうなのに、ソフト化されたのがCDだけというのは残念。全曲の録画は残ってないんでしょうか。
Part1
http://www.youtube.com/watch?v=00G7d5zudbk
Part2
http://www.youtube.com/watch?v=pAXsg4Bp0zs
Part3
http://www.youtube.com/watch?v=_uK68InkXpE
演出したアヒム・フライヤーの舞台は決まってサーカス団のようなメイクや巨大お面、一風変わった振り付けが登場することで有名(時々奇抜すぎて物議をかもしたりも)ですが、不思議とこの作品の世界観にはマッチしているように感じます。
セットはステージを船の甲板前半分に見立てるという趣向なんでしょうか?席によっては観客も残りの船体後方にいる船上の一員のような疑似体験ができて面白そう。
↓原作の詩はこちらで
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英国ロマン派の詩人サミュエル・テイラー・コールリッジ(1772~1834)の代表作である「老水夫行」(なぜかうちのPCではいつも「漏水不幸」なんて笑えない変換に。ただし入手しやすい訳の邦題は「古老の船乗り」)をもとに、1956年生まれのイタリアの現代作曲家ルカ・フランチェスコーニが書き上げたのがBallata (バッラータ)というオペラ。なお、「バッラータ」とはイタリア中世の詩・楽曲の形式を表す用語とのことですが、どうしてそんなタイトルがつけられたのかはいまいちよくわかりません。
初演は2002年秋にベルギーのモネ劇場で行われ、指揮を担当したのは当時音楽監督に就任して間もなかった大野和士さんでした。
そのときの録音がおととし発売されていた(なぜ九年も経ってから出したのか謎ですが)のを先日オンラインショップで偶然見つけ、曲よりは台本の内容知りたさに注文しちゃいました。現代もの系は普段ほとんど聴かないんですけどね。そろそろ届いてもいいころなので、詳しくは鑑賞し終わったらまた取り上げたいと思います。
しかし一足先にネットを探したところ、いくつか映像クリップが…。こういうのはビジュアル付きのほうがずっと楽しめそうなのに、ソフト化されたのがCDだけというのは残念。全曲の録画は残ってないんでしょうか。
Part1
http://www.youtube.com/watch?v=00G7d5zudbk
Part2
http://www.youtube.com/watch?v=pAXsg4Bp0zs
Part3
http://www.youtube.com/watch?v=_uK68InkXpE
演出したアヒム・フライヤーの舞台は決まってサーカス団のようなメイクや巨大お面、一風変わった振り付けが登場することで有名(時々奇抜すぎて物議をかもしたりも)ですが、不思議とこの作品の世界観にはマッチしているように感じます。
セットはステージを船の甲板前半分に見立てるという趣向なんでしょうか?席によっては観客も残りの船体後方にいる船上の一員のような疑似体験ができて面白そう。
↓原作の詩はこちらで
![]() | 対訳 コウルリッジ詩集―イギリス詩人選〈7〉 (岩波文庫) (2002/01/16) コウルリッジ 商品詳細を見る |