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2015.09.28 03:52|Die Oper kocht
実に一年二か月ぶりのDie Oper kocht試作シリーズ。今回紹介するのはスロヴァキアのソプラノ、Adriana Kučerová(日本ではアドリア―ナ・クチェロヴァ、もしくはクチェローヴァの表記が一般的なようです)が作る、シャントレル(アンズタケ)というキノコのスープです。

 アンズタケ←Wikipedia フランス語でジロールとも。日本でもそこそこ自生はしているそうですが…。

このキノコスープ、写真がそれは美味しそうでこの本を買って真っ先に作ってみたいと思った料理の一つでした。しかし問題は、レシピには「生の」アンズタケとあるのに、私が知る限りで生アンズタケを売ってる店はどこにもないということ。むなしく探すこと約三年、ついに輸入物の干しアンズタケで妥協することにしました。

↓水で戻したアンズタケ。
girolle.jpg

材料(ご参考までに。4人分とのこと) ←日本人四人には多過ぎるような気がしなくもない

生のアンズタケ 750g
チキンもしくはビーフのスープストック(コンソメの素でいいでしょう) 1500~2000ml
白ワイン 100ml
バター 70g
コーンスターチ 大さじ1
タマネギ 大一個
生クリーム 250ml
チャイブ(西洋アサツキ。これもなければ普通のアサツキで)、パセリ、乾燥タイム 適量
塩、胡椒 適量


今回用意したアンズタケは戻した状態だと150~200gくらいかと思いますが、乾燥させて戻したものを生のキノコと同じに考えていいか正直よく分からなかったので、分量に関しては自分の勘頼りでやってます。他の食材もだいたい上にある量の三~四分の一くらいを目安に使ったでしょうか(いつもながら適当ですみません)

作り方
1:アンズタケはトッピングに使う少量を残し、小さく切っておく。みじん切りにしたタマネギをバターで炒め、そこにアンズタケを加えてさらに火を通す。

2:スープストックと白ワインを注ぎ、乾燥タイムの葉もパラパラ振ってしばらく煮込む。

3:少量の溶かしバター(この分もあらかじめ別にとっておく)にコーンスターチを混ぜたものを作り、スープに加えてとろみをつける。五分ほど煮立てたあと生クリームを入れる。

4:火からおろし、ミキサーかフードプロセッサーにかけピューレ状に。塩こしょうして味を整え、皿によそう。

5:あらかじめ取り分けておいた残りのキノコを軽く炒め、パセリとチャイブ(アサツキ)のみじん切りと一緒に上に乗せれば出来上がり。


150919.jpg 朝食にパンと食べました

結論として乾燥キノコはやっぱり乾燥キノコではあったものの、スープはひじょうにいい味に仕上がりました。これまでキノコのポタージュというとマッシュルームのしか飲んだことがありませんでしたが、アンズタケ独特の香りと、どことなしに感じる酸味のためにそれよりも爽やかでさっぱりした風味です。いつか新鮮なアンズタケでこしらえたのも味わってみたいものですが。

クチェロヴァさん、失礼ながらこの本を買うまで名前にまったく聞き覚えがなかったのですが、調べたらグラインドボーンで大野和士氏が振った「ヘンゼルとグレーテル」とかミュンヘンが初めてライヴストリーミングした「愛の妙薬」とかけっこう有名どころの上演に出てました。単に私が東欧系の姓を覚えられないだけか



グラインドボーン音楽祭「ヘンゼルとグレーテル」トレイラー。これは半分強ほど見たことがありますがなかなか楽しい演出でした(ソフト化済み)
左のグレーテル役がクチェロヴァ。ツインテールが様になってます。

テーマ:レシピ
ジャンル:グルメ

2015.09.13 23:42|花・植物
 昨日は久しぶりに気持ちよい天気の休日になったので、午前中いっぱいかけて一部ジャングル化していたバラの夏剪定をどうにか終わらせました。(本当はもっと寝てたかったのですが、早朝の地震で目が覚めたあと二度寝できなくなっちゃったのです)。
 
 長雨のせいか花壇のあちこちに細長くて白いキノコが顔を出しているのを発見。このキノコ、梅雨の時もそうでしたがちょっとじめじめした日が続くと必ず出没するんです。取り除きましたが、夜になってまた見たら早くも新しいのがひとつ頭を出しかけてました。恐るべき増殖力…。

 とはいえキノコは無害だからまだいいとして、困ったのはその花壇のバラが一週間ぐらい前から上のタイトル通りの症状に見舞われてしまったことです↓(品種はERのパット・オースチン)。雨続きで土は湿っているのに、急に右半分の葉だけが水切れを起こしたときのようにしなび始め、それが進んでとうとう枝の根元まで枯れてしまいました。害虫や薬害でもなさそうだし、普通の枝枯れ病ともちょっと違う感じで原因は不明のまま。どうしたもんでしょう。
1509.jpg

 結局右側の枝は全部付け根まで切ってしまったので、株を半分引き抜いた状態で90°回転させてこちらから見た時の樹形のバランスを取るという無茶なことをやっちゃいました
 
 しかしこのパット・オースチンの花は直射日光にめちゃくちゃ弱く、朝日がまともに当たるこの場所に植えたのがそもそも間違いだったかも。なにしろ晴れの日に咲いた花は朝八時ぐらいにはすでに萎びてるんです。土を入れ換える余裕があれば冬の休眠期に他のバラと場所を交換しよう(自分用メモ)
 
今年の春はせっかく撮ったバラの写真アップしそびれてしまったのでついでに。

新顔のメアリー・ローズ
maryrose2.jpg

左:ティージング・ジョージア、右:セプタード・アイル
georgia 2scepterdisle2.jpg

ベンジャミン・ブリテン 
britten3.jpg

 この独特の赤、けっこう目を引くのかベランダ工事のため外の仮置き場に出していた去年はこの花だけが複数回花泥棒の被害にあってました。一部では紅生姜色といわれてるとか(しかし某所で見かけた名前の由来の作曲家の当て字のせいで、私の頭には常に紅生姜を添えた鰤の切り身の映像がよぎるようになってしまったのでした)

追記で咲きだした秋のバラも。

一番乗りのルージュ・ロワイヤル(あ、後ろに小さく見えるバニラ・パフュームもか)
RougeRoyale.jpg
 
う~ん、香りは好きですが赤の発色が今一つ…。なお花が大きくなり過ぎると形が崩れるので肥料のやり過ぎに注意とのことですが、これは多分そのギリギリのところでしょう。

テーマ:ガーデニング
ジャンル:趣味・実用

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筆不精にも関わらずメモ帳代わりとして始めてしまったブログ。
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