2015.11.15 07:11|音楽鑑賞(主にオペラ)|
最近はオペラやコンサートに行っても、感想を書くのにぐずぐずしているうちあっという間に半月経って結局アップせずじまいになってばかりで反省気味です。実は去年あたりから、ステージ上演のオペラなどは鑑賞前に演出・舞台の情報を知り過ぎたくないという理由からネットでの情報収集を控えるようにしていて、それで他のレビューを読む機会が少なくなったのもモチベーションに微妙に影響してるのかもしれませんが。
これも危うく忘れるところでしたが、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場でシーズン毎の恒例になってきたライブ配信が今日11月15日上演のボーイト「メフィストーフェレ」で2015/16シーズンの初回を迎えます(日本では16日月曜の午前三時からというなんとも微妙な時間帯…。私は日曜でなく月曜が休みだからまだいいんですけど)。
配信サイト
忘れないように今後の配信予定一覧も(オペラのみ)。現地時間の開始時刻とメインキャストだけ載せておきます。
2015/11/15 19:00~ ボーイト「メフィストーフェレ」 ウェルバー/シュワプ、 パーペ、カレヤ、オポライス
2015/12/12 19:00~ プロコフィエフ「炎の天使」 ユロフスキ/コスキー、Sozdateleva(ヘルリツィウスから変更。読み方が…)、ニキーティン
2016/3/19 19:00~ ヴェルディ「仮面舞踏会」 メータ/エラス、ベチャワ、ハルテロス、キーンリーサイド ペテアン
2016/6/26 18:00~ アレヴィ「ユダヤの女」 ド・ビリー/ビエイト、オポライス、アラーニャ、クルザック
2016/7/31 16:00~ ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 ペトレンコ/ベッシュ、コッホ、カウフマン、ヤクビアク
詳しい情報はこちらです→Staatsoper.TV
「メフィストフェレ」は音楽だけだといまひとつピンとこない作品とはいえ、ファウスト伝説に代表されるような中世ヨーロッパの錬金術や占星術やらが大好きな人間としてはどんな舞台と演出になっているのかに興味を惹かれます。キャストも豪華ですし。
そういう意味ではもっと期待度大なのが次の「炎の天使」で、まさしくそんな暗黒時代のオカルト要素をいっしょくたにして詰め込んだような話。
少女時代に出会ったという"炎の天使"なる存在を探し求めてさすらうヒロインはじめ、怪しげな占い師、異端審問官、こちらにもちらっと顔を出すファウスト&メフィストのコンビ、それに極めつけは実在のオカルティストアグリッパ・フォン・ネッテスハイムと、とにかく強烈なキャラクターばかりがぞろぞろ出てきます。
マリインスキーの舞台を収録したLD(昔来日公演もあって話題になったとか)は持ってますが、プレーヤーを処分して見られなくなってから久しいので、またあれに負けない強烈な演出を期待したいところです。今度の上演でもアグリッパ役はマリインスキーの映像と同じガルーシンというのも何気に楽しみだったり。
プログラムを見ていて気がついたのですが、今シーズンの配信演目は、「仮面舞踏会」を除けば上記の二作品に加え、続く「ユダヤの女」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と、それぞれ伊、露、仏、独と言語は違えど15~6世紀のドイツが舞台という点で共通した作品ばかりです。さすがにあとの二作にはそういうファンタジックな要素は一切ないですが、ある意味中世からルネサンスに移行する時代の光と闇を象徴するような内容といえるのではないでしょうか。
ただし昔のドイツが舞台なのはあくまで台本の上のことであって、実際の上演がそれに忠実な時代設定になる保証はどこにもありません(汗) 現に今回のメフィストーフェレはこんな演出らしいです↓

このシーンは何でもミュンヘンのオクトーバーフェストとか。上に書いたように演出のネタバレ回避のためあまり詳しくはわかりませんが、一つだけ読んだレビューだととにかくスペクタクル感たっぷりで視覚的にド派手な舞台らしいので、その点は十分楽しめそうです。
(「炎の天使」「ユダヤの女」あたりは演出家からしてもっと凄いことになりそうですが…。)
これも危うく忘れるところでしたが、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場でシーズン毎の恒例になってきたライブ配信が今日11月15日上演のボーイト「メフィストーフェレ」で2015/16シーズンの初回を迎えます(日本では16日月曜の午前三時からというなんとも微妙な時間帯…。私は日曜でなく月曜が休みだからまだいいんですけど)。
配信サイト
忘れないように今後の配信予定一覧も(オペラのみ)。現地時間の開始時刻とメインキャストだけ載せておきます。
2015/11/15 19:00~ ボーイト「メフィストーフェレ」 ウェルバー/シュワプ、 パーペ、カレヤ、オポライス
2015/12/12 19:00~ プロコフィエフ「炎の天使」 ユロフスキ/コスキー、Sozdateleva(ヘルリツィウスから変更。読み方が…)、ニキーティン
2016/3/19 19:00~ ヴェルディ「仮面舞踏会」 メータ/エラス、ベチャワ、ハルテロス、
2016/6/26 18:00~ アレヴィ「ユダヤの女」 ド・ビリー/ビエイト、オポライス、アラーニャ、クルザック
2016/7/31 16:00~ ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 ペトレンコ/ベッシュ、コッホ、カウフマン、ヤクビアク
詳しい情報はこちらです→Staatsoper.TV
「メフィストフェレ」は音楽だけだといまひとつピンとこない作品とはいえ、ファウスト伝説に代表されるような中世ヨーロッパの錬金術や占星術やらが大好きな人間としてはどんな舞台と演出になっているのかに興味を惹かれます。キャストも豪華ですし。
そういう意味ではもっと期待度大なのが次の「炎の天使」で、まさしくそんな暗黒時代のオカルト要素をいっしょくたにして詰め込んだような話。
少女時代に出会ったという"炎の天使"なる存在を探し求めてさすらうヒロインはじめ、怪しげな占い師、異端審問官、こちらにもちらっと顔を出すファウスト&メフィストのコンビ、それに極めつけは実在のオカルティストアグリッパ・フォン・ネッテスハイムと、とにかく強烈なキャラクターばかりがぞろぞろ出てきます。
マリインスキーの舞台を収録したLD(昔来日公演もあって話題になったとか)は持ってますが、プレーヤーを処分して見られなくなってから久しいので、またあれに負けない強烈な演出を期待したいところです。今度の上演でもアグリッパ役はマリインスキーの映像と同じガルーシンというのも何気に楽しみだったり。
プログラムを見ていて気がついたのですが、今シーズンの配信演目は、「仮面舞踏会」を除けば上記の二作品に加え、続く「ユダヤの女」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と、それぞれ伊、露、仏、独と言語は違えど15~6世紀のドイツが舞台という点で共通した作品ばかりです。さすがにあとの二作にはそういうファンタジックな要素は一切ないですが、ある意味中世からルネサンスに移行する時代の光と闇を象徴するような内容といえるのではないでしょうか。
ただし昔のドイツが舞台なのはあくまで台本の上のことであって、実際の上演がそれに忠実な時代設定になる保証はどこにもありません(汗) 現に今回のメフィストーフェレはこんな演出らしいです↓

このシーンは何でもミュンヘンのオクトーバーフェストとか。上に書いたように演出のネタバレ回避のためあまり詳しくはわかりませんが、一つだけ読んだレビューだととにかくスペクタクル感たっぷりで視覚的にド派手な舞台らしいので、その点は十分楽しめそうです。
(「炎の天使」「ユダヤの女」あたりは演出家からしてもっと凄いことになりそうですが…。)