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2017.02.14 05:09|レシピ
 一年前の記事で書いた文旦の砂糖煮、今年も飽きずに作ってます。去年はずっと晩白柚(文字通り実が白い)しか置いてなかった最寄りのスーパーですが、今年はなぜか中身が赤いザボン(朱欒)ばかりです。もちろん色以外ほとんど違いはないんですけど。
 しかし薄いピンクでふわふわしたザボンのわたを見ていたら、これハート形にしてチョコでコーティングしたら今月の例のイベントに相応しいんじゃないか?と思いつきさっそく実践してみました。改善の余地はありそうながらまあまあの出来にはなったので、その成果をここで披露させていただきます。オランジェットならぬザボンジェットですね(微妙な語感かも...)

 基本のレシピは上にリンクした記事で書いたものとまったく変わりません。使うのは二センチ以上の厚さがあるスポンジ状のわた部分なので、まずザボンの実を全体に八等分して果肉を取りはずし、さらに外側の黄色い果皮とわたの上部(果肉と隣りあっていた部分)5ミリ強ほどをそぎ落とします。別にした果肉からは、あとで煮る時に加えるので先にジュースを絞っておきます。

 しばらく水にさらしたわたを沸騰したお湯で湯がくのですが、そのあと水気を絞る前にハートの抜き型でくり抜きます(※絞ってからだと形がいびつになりやすいので、水を含んだ状態で型抜きした方がきれいに仕上がります)。 多少力がいるため、麺棒などで型の上部を二、三度トントン叩くとうまく抜けます。抜いたら手で軽く握って水を絞ります。
 
 ただしハートを量産すると周囲の部分が余ってしまいもったいないので、皮全体の三~四分の一程度にとどめておくことをお薦めします(笑) 残った切れ端部分も自分で食べる分には問題ないから一緒に煮ちゃいますけどね。ハート形にしない残りのわたの方は、先に水気を絞ってから細く切りそろえておきます。

↓こんな感じで型抜きします。右は煮詰めているところ
0415~01  0444~01 (2)

 鍋で皮と同量程度の白砂糖と水を煮立てたところに皮を入れ、先に絞った果汁も加えて、焦がさないように注意しながら水気がなくなるまで煮詰めます。タッパーなどに移してしばらくおき、表面が乾きかけてきたら別のタッパーでグラニュー糖(あらかじめビニール袋に入れた上から、麺棒を転がして細かくしておく)をまぶしつけます。

↓中身にはさわらず、タッパーを小刻みに振り動かして満遍なくまぶします。とにかくベタつかせず、砂糖をつけすぎないようにするのがコツ。
170205.jpg  1702051.jpg

 また少しおいてから余分な砂糖を落とし、最後にチョコレートをコーティングします(この場合のチョコはダークに限ります)。湯煎して溶かしたチョコに一部をさっとくぐらせ、冷やし固めて出来あがり。下の写真はちょっとくすんで写ってしまいましたが、実物はもう少し赤みの強いオレンジピンクの色合いです。

20170208002805.jpg
1752.jpg

 えっ、作った量に比べてラッピングの分が少なすぎ? だってそもそも自分で食べようと思って作ったのですし 私昔からダークチョコレートと柑橘類の取り合わせに目がないんです。

テーマ:スイーツ
ジャンル:グルメ

2017.02.04 06:10|花・植物
 去年秋の花が終わった後すっかりベランダの手入れを怠っており、枯れた(枯らしたのも)草花が土に還りかけの寄せ植え鉢の上で黒白が日課の日光浴しているという惨憺たるありさまでした。年末に買ったビオラもビニールポットに入ったままプランターに並べっぱなし。バラの剪定だけは早めに済ませたんですが、そのせいでいっそう殺風景になったかもしれません。
 
 今週に入ってやっと土いじりに取り組む気分になり、買いそろえた花や球根を植え付けしてベランダを多少明るくリニューアルしました。ビオラ、デージー、プリムラ各種、ヒヤシンスにワスレナグサ等々↓ このデージーはローン(芝生の)・デージーとかイングリッシュデージーの名前で呼ばれる原種らしく、メジャーなタイプのぽってりした花形のやつより素朴な雰囲気で好きです。

pansy.jpg primrose.jpg

 ところで大きめのガーデニングショップを廻ったり、通販のカタログ(去年バラを買った某所から数冊送られてきたの)を眺めていてちょっと驚きだったのは、黒い花を咲かせる植物の種類が想像をはるかに超える多さだったことです。チューリップやダリアはもちろん、黒いパンジーにビオラ、ヒヤシンス、クレマチス、タチアオイ、クリスマスローズ……。黒といっても実際には青や赤、紫の濃い色ですが、品種改良が進んだのか色味のダークさがどんどん本格的になっているのには感心しました。どれもかなりレアな上に他のメジャーな色より割高なので、黒づくめのガーデニングをするのは骨が折れそうですが。

 しかし実のところ、黒い花といって私が最初に思い浮かべてしまうのはファンタジー系小説に出てくる架空の植物"黒蓮"だったり。最初に知ったのはR・E・ハワードの「コナン」シリーズで、スティギアという魔術の国の特産品である黒蓮の花が強烈な毒にも睡眠薬にもなる便利アイテム的にたびたび登場するのです。そこからの派生かもしれませんけど、 ハワードと関係の深いクトゥルフ系統の作品でも秘薬の原料としてときどき見かけますね。
 
 あと何といっても強烈なのはゲームブック「ソーサリー」での苦い記憶(笑) こちらもコナンシリーズと同じく猛毒の甘い香りを放つ花という設定でして、黒蓮の咲く野原についつい足を踏み入れてしまい何回死んだことか

 以前(花はなかったですが)「オールモストブラック」なるいかにもな名前の睡蓮を店頭で見たことがあったので、黒い蓮もひょっとしたら地球のどこかに…と思って調べてみましたが、こちらは流石にリアルでは存在していませんでした。まあ、画像検索したらオールモストブラックの花もいうほど黒くないですし、黒バラと同じようなもんでしょう。(名前といえば、黒チューリップの名品種という「夜の女王」/"Queen of the Night"(魔笛?)の球根も売ってましたが、それを親に日本で作られた八重咲き種が「夜の帝王」なのが面白すぎます。)

 私自身は全体の雰囲気とか株が立派でよく咲きそうとかいう基準で選ぶ方なので、上の写真からお分かりいただける通り花の色に対するこだわりはそれほど強くありません。一杯あるイングリッシュローズなんかはとりあえず全色系統揃えようという適当さです。

テーマ:草花
ジャンル:趣味・実用

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小説や音楽の感想・紹介、時には猫や植物のことも。
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