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"Die Oper kocht"試作XⅡ ストヤノヴァのバニッツァ

2013.12.02 07:19|Die Oper kocht
 版元がオーストリアという土地柄か、それとも今活躍している歌手の東欧出身率の高さか(その両方かも)"Die Oper kocht"で意外に多いのが東欧諸国のメニュー。
 どうしても日本人には馴染み薄な食文化の地域とあって、興味があっても実際に作るには二の足を踏んでしまうものが少なくないんですが、今回思い切ってその一つに挑戦してみました。

 ブルガリアでは国民食的ポジションにあるという、「バニッツァ」と呼ばれるチーズ入りデニッシュかキッシュのような食べ物。作り方を紹介してくれるのは、ウィーン、ミュンヘン、メトと有名どころの劇場にいろんな役で出まくっているソプラノのクラシミラ・ストヤノヴァです。
 調べてみるとバニッツァにはお菓子タイプと惣菜タイプとがあり、また形や中に焼きこむ具も店や家庭それぞれで個性豊かなようですが、ストヤノヴァのレシピは基本の薄いパイ生地にチーズだけのわりあいオーソドックスなものですね。

材料:
パフペストリー(パイシート)/フェタチーズ(カテージチーズで代用可)/卵/ビール/溶かしバター
(付け合せのサラダ用)ナス/トマト/赤ピーマン/タマネギ/ニンニク/パセリ/塩、オリーブ油、ビネガー
※今回は実際に使った量が本とだいぶ違うので、分量の記載はやめときます(いつもながらいい加減なことで申し訳ありませんが、目分量でやったほうがうまくいきそう)

チーズはフェタチーズ(ブルガリアでは「シレネ」)という、東欧産の塩気のきいたチーズを用います。
↓これが買ってみたフェタチーズ。一見固めの木綿豆腐みたいで、ちょっと力を入れるとカッテージチーズ状にぼろぼろ崩れます(使う分はそうして細かくしておく)。

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 パフペストリー(パイ生地)のほうは心許ないにせよ他に選択肢がなくて、市販の冷凍パイシート使用。かなり分厚いのでいくつかに切り分け、倍近くになるくらいまでのばして使うことにしました。

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 パイ皿を用意して底と側面に溶かしバターを塗ってから、小分けしてのばしたパイシートを敷きつめ、その上に一層ごとに崩したチーズを乗せていきます。それを三回ほど繰り返し(焼くとふくらむので、縁の半分ぐらいの高さまでで)最後の層をかぶせたら、溶き卵にビール少々を加えたものを生地全体に行き渡って上にあふれすぎないぐらいの量回しかけます。
(参考になりそうもないですが、直径25cmパイ皿で20cm×20cm、一枚150gのパイシート二枚半と卵二個使いました)
 さらに溶かしバターをてっぺんに塗り、180℃に予熱ずみのオーブンでこんがりきつね色に色づくまで焼けばできあがり。

131201_1637~01
上だけパリパリ、内側は正反対でもっちりどっしりの焼き上がり。果たしてこれでいいのか?

 少しおいて冷ましてから切り分け、付けあわせのサラダと一緒に盛り付けます。
 サラダは一口大に切ったナス(焼きナスの要領で焼いて皮をむく)とトマト、タマネギのスライス、パセリとニンニクのみじん切りをオリーブオイルとビネガー、塩だけであえるシンプルなもの。※赤ピーマンは今回忘れちゃったので無し。

 しかしこのサラダの存在があなどれません!本体のバニッツァ、単独だと日本人にはちょっと重たいかもしれませんが、サラダを添えて口に入れるとチーズと各野菜の個性が程よくブレンドされて驚くほどさっぱり食べられます
…あとブルガリア料理のせいか、どういうわけかフルーツ入りのヨーグルトが食後に欲しくなりました。

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 目先を変えたりエネルギー補給したい時の朝ごはん、あるいは夜食やブランチにもよさそうです。
(上の写真はなにを隠そう私の昨日の夜食でした←あ、もちろん一人前だけですよ

 ストヤノヴァはこちらのページが示すようにびっくりするぐらいレパートリーの広い人ですが、中でも来年のザルツブルク音楽祭で「ばらの騎士」元帥夫人(おそらく役デビュー?)の予定というのが今後のハイライトではと思います。
 しかし演出担当があのクプファーというのが意外なようなそうでないような…。

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テーマ:パン
ジャンル:グルメ

コメント

キッシュに似てますね。

夏太りのまま食欲の秋に突入。
急に冷え込んで冬ものを引っ張り出しました。

池辺葵先生の「かごめかごめ」を買いました。
1296円と厚さの割に高いと思いましたが読んでみて
全然高くないと思いました。全ページカラーで、まるで
フレスコ画のような美しさ。静謐な物語に、ふと色彩を添える
のがキッシュやパンやカスタード。とても美味しそうです。

同じ作者の「縫い裁つ人」も年明け早々に実写化されるそうで
楽しみです。「どぶがわ」を読んだ時は「パベットの晩餐会」
を読み耽りました。

バニッツァ、本当に生地の部分が多いキッシュといった感じでパイやタルトの皮が好きな私には好都合です。この後何回か練習して多少はうまくなり写真も撮ってあったのに、パソコンのデータと一緒に消えてしまいました~(HDDは結局復活してくれず…今日これから新しいパソコンを買いに行ってきます。)

自分もちっとも上達しない絵を細々習ってますが(汗)、食べ物や衣服の布の質感を出すのは本当に難しくてなかなか画題に選ぶ気にもなれません。ぱっと見ただけで美味しそうな絵を描かれるプロの方は流石です。

絵の才能がある方を尊敬します。

使いやすいパソコンがゲット出来ますように。
白黒でササッと描いてあるだけなのにカラー写真よりも
美味しそうな絵が描けるのが「トルコで私も考えた」シリーズ
の高橋由香里先生。トルコ料理やお菓子が美味しそうで
もう!ブルガリアもトルコと似た料理が沢山ありますね。
ヨーグルト命!なところも。
あと浜井幸子先生の「満腹スクラップ」も大好きです。
もっと絵や写真の技術の上手い人はいるでしょうが、現地の
匂いや活気が溢れるのが凄い。

高橋由香里でなく由佳利先生でした。すみません。

ハア、人名をすぐ忘れてしまいます。

購入したパソコンがきのう家に届きましたが、これまでとはWindowsの仕様が違うもので慣れるのに時間がかかってしまいそうです。まずネットに繋げなくちゃなりませんけど。
確か私が買ったフェタチーズも生産国はトルコでしたね。
漫画家の高橋さん、お名前と作品は目にしたことがありますが今ご主人とトルコ料理店をやってらっしゃるとは知りませんでした。写真を見たら野菜料理が種類豊富でどれもおいしそう。
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