先日ひょんなことからハロウィン仕様の風船というのを貰いまして(早すぎる気がしますが、実際九月に入ったぐらいからどこの雑貨屋さんもハロウィングッズだらけです)、せっかくなので膨らませてみました。↓
もちろん吹き込んでいるのは自分の息なので浮き上がりはしません。

ところがどういうわけか猫たちがこの風船を異様に怖がるんですが…。特に黒白、最初目にした瞬間30センチくらい飛びあがって一目散に逃げてったのにはこちらの方がびっくりしました。その後も風船を近くに置くだけでベッドの下に隠れるくらいなのでよっぽど嫌いらしいです。同じく最初はビビッていた茶白は翌日ぐらいには慣れたみたいですけど。
大人になってから風船とはほとんど縁がなかったのでうちの猫たちが風船を見たのもたぶん今回が初めてだと思いますが、それにしても何がそんなに怖いのか不思議でしょうがありません。
似たようなものだと昔ながらの紙風船やビーチボールは確か全然平気というか無関心だったし、提灯型の照明(
こんなの)だと古くなったのを交換するたび中に入ったりして遊んでるんですが。まさかジャック・オ・ランタンの顔が怖いわけじゃあるまいし(笑)

私はといえば色取り取りの丸い風船が無性に好きで、中学高校の頃は風船柄のペンケースなど(さすがに現物を触る機会はなくなるので)小物をいくつか持ってた記憶があります。あともっと小さい頃ですが、「メアリー・ポピンズ」の「風船、風船!」という話はシリーズ中でもしょっちゅう読み返していた気に入りの一篇でした。誰にも「自分だけの風船」があるというテーマが子供心には凄く魅力的だったように思います


↑風船嫌い
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テーマ:猫のいる生活
ジャンル:ペット
あの黒色とオレンジの配色が蜂や百足などを想起させて本能的に忌避するのではないでしょうか?提灯型の照明器具に入る猫さん可愛い!メアリー・ポピンズ大好きでした。彼女は現実世界の我々を置き去りにして、風向きの変化と一緒に行ってしまう。連れていってメアリー・ポピンズ!と、ジェーンやマイケルと一緒に叫びたくなります。忘れないでいることだけが我々に許されること。ショウガパン、飴のステッキ、ブリキ製の孔雀のパイなど魅力的なアイテムが目白押し。不思議な鞄から出てくる飲物も素敵。ラムパンチ!風船の話は挿絵も良かったですね。作者と挿絵画家もちゃんと自分の風船を持って浮かんでます。
アシナガバチなぞ無頓着に追っかけていたりするんですけどね…>蜂 下手に手出しして刺されないかとひやひやです。ですが風船の小刻みな動きが何か苦手な生き物を想起させる説はありかもしれません。
「メアリー・ポピンズ」、日常と非日常とのざっくりしたつながり方が何度読み返しても新鮮で楽しめます。ジェーンと絵皿の話とか、時によっては割と恐ろしい展開だったりするのも。
「メアリー・ポピンズのお料理教室」なる本もよく読んでましたが、当時まだ小さかったのでたいていのレシピは母に頼み込んで作ってもらうしかなく、スフレなどは膨らみ加減が微妙でした(笑)生姜パン(ジンジャーブレッドと何だか違うイメージになりますよね)もまだ自作したことがないし、久しぶりに引っ張り出してリトライしようかな。
文化出版局の本ではありませんか?赤毛のアンや大草原の小さな家のもあって。ちゃんと物語仕立てになっていてメアリー・ポピンズの知り合いや隣人も登場します。スフレは両親がブライトンから帰宅した日曜日のデザートのレモンスフレですね。伝統的なイギリス家庭料理ばかりだそうですが、昭和のお母さんには荷が勝ちすぎるような。メニューの半分がデザートで、しかも手作りなのが子供心に憧れました。末長く幸せに暮らすの?たぶんーあなたがたによりけりです。泣いてしまいます。
そうです、その本です!物語部分と挿絵はしっかりまだ健在だったトラヴァースとシェパードが受け持っているのですよね。メアリーポピンズ、本編に比べてだいぶ性格が丸くなってるなとは思ったものですが。
久しぶりに本棚の奥から引っ張り出してみたら、泡立て器からはねたと思しきシミだらけで当時の苦労の跡がしのばれました。一番簡単なプディング類くらいはやがて私もなんとか作れるようになり、外国のプリンってこんなんだーと感心していた記憶があります
こんばんは。
先日はお疲れ様でした。
猫さんがバルーンを嫌うのはいわゆる類像現象ってやつかな?と思いました。
三つの逆三角形の黒点があると顔に見える、ってやつです(汗)。
「知らない奴がいる!」って感じなのでは??
見たところビニール風船ではなくゴム風船?に見えますがこんなのもあるんですね~。
去年ハロウィンイベントでバルーン関係で呼ばれたのですが、その時にはビニール風船のカボチャを持って行きました。
…再度使用出来るので(汗)。
ビニール風船結構高いんですよね。
ゴム(ラテックス)風船が数十円なのに対して数百円。
そのかわりにゴム風船と違って再度空気やガスを封入して使用出来るという優れもの(笑)。
ディズニー関係とかはさらに高価で風船だけで500円以上したりします。
ガス無しで(笑)。
ガス(ヘリウム)も希ガスで結構高いんですよ。
お祭りで売ってる風船が高いのも、原価知っていると結構納得なんですよね><。
きのうはお疲れ様でした(帰宅後寝てしまったらいつの間にか日付が変わってましたが…)
この風船はゴム製の安物だと思いますが、ビニールとはそんなに値段が違うものなんですか!
こちらでもイベントでバルーンアートやったり風船(丸いの)配ったりは時々見ますが、バルーンアートの完成品含め無料配布してるようなので結構コストかかってるんでしょうね。子供たちには大ウケでいつも行列なので宣伝効果はあるんでしょうけど。
私もバルーンアートでも出来たらいいなと思いますが、あれ作るだけでなくパフォーマンス力も要求されそうですし(そもそも圧倒的にDEX?不足かと)
しかし黒白、顔の模様がない無地の裏面を見せてもやっぱり怖がります。茶白はもう何とも思わなくなったようなので性格の違いもあるんでしょうけど、丸いものの中でなんで風船だけダメなのかはいまだに謎ですね。
亀さんの寝床にサーモスタット付きの暖房床を設置する季節になってしまいました。夕方6時前に真っ暗に。猫さん達も人間の寝床に潜りこんできませんか?マッドハッター様の扱う風船だったらジェーンとマイケル大喜びですね。光文社から魔術師のおいが新訳で出たので読んでみましたが、岩波のポーリン・ベインズの挿絵が大好きなので、やっぱり馴染めなくて。あとヴィクトリア朝時代の話なので古めかしくても格調高い瀬田訳の方が合っているような。新しいものが受け入れられないのは老化の始まりですが。再読して感じたのは滅びし都チャーンの女王ジェイディスの魅力!ジェイディスが世界を征服する戦記を読んでみたい!最強の悪女がブイブイいわせる小説は他にあったでしょうか?人間昆虫記みたいに殿方を踏み台にするのではなく。ロジャー・ムーアのジレルは可愛いし。エリザベス一世くらいでしょうか?則天武后とか西太后?
光文社新訳版は私も先日店で見かけましたが、やっぱり瀬田訳派ですね。時系列通りの出版順なのはちょっと面白いと思いますが。
個人的にメアリー・ポピンズ、ナルニア、ドリトル先生の各シリーズだけは元の挿絵のイメージが作品と一体化しすぎていて、最小限にでも使われていないと凄い違和感があります。
>チャーンの都
最初に読んだ時から「朝びらき丸」の海の果てとならんで一番好きなロケーションでした。今思えばあれがいわゆる「終末もの」的な世界観の作品好きになる原点だったのかもしれません。ジェイディスはあれこれ七変化でシリーズ皆勤賞でもよかったかも。確かにこのジャンルで悪女系ヒロインが大活躍する話ってなかなか思い当たらないですよね。
亀さんは暖房床完備のハウスに住んでおられるなんて羨ましい…。全面フローリングの我が家は寒い季節は足元が冷えてたまらず、モコモコスリッパ装備がデフォです。猫×2は布団に潜りこむかわり上に座るので、酷い時など合計11キロの漬物石を乗せられた気分に
チャーンの都はクラーク・アシュトン・スミスのゾディークものの様でページ数からしたら僅かなのに強烈な印象を残します。悪女が活躍する映画や小説を調べたんですが、ジェイディス級の女帝はなかなかおりません。東野圭吾先生の白夜行、宮部みゆき先生の火車などは恵まれない生い立ちによる哀れさが先にたちますし。蜘蛛女のレナ・オリン演じる殺し屋モナは、かなりいい線いってます。ジェイディスはか弱いふりで殿方を操るタイプじゃないし、殿方を踏み台に帝位を簒奪した訳でも無い。生まれながらの女帝で、戦ったのも姉とでしたものね。調べれば調べるほど格好いい!亀さんは暑さ寒さだけでなく湿度にも敏感なので気を遣います。
先日はパスファインダーお疲れでした^^
>バルーンアート
私もネットと本の独学でして(汗)、あまりたいしたことが出来るわけでもありません。
DEXは私も低いです><。
パフォーマンス力…どうなんでしょうね?
TRPGマスターやってる時と同じノリで適当にアドリブでやっております(笑)。
いささかお節介かとは思いますが…
本文のハロウィンバルーン、少し縦長になってますよね?
これ、もっと丸く膨らませることも出来るんですよ。
膨らませる前に吹き込み口の所を少したくし上げて空気を吹き込むともっと丸くなると思います。
膨らませる部分をもっと少なくすればいい、というか。
言葉だけだと説明しにくいのですが(汗)。
>yoyoshi様
いつもこちらでコメント拝見しておりました。
初めまして^^。
↑にも書いた通りでバルーンアートたいしたことできるわけではありません。
口八丁で誤魔化しつつごにょごにょ…。
>「魔術師のおい」
実は私は瀬田版を姉の薦めでナルニア時系列順に読んだクチでして、チャーンや当時のイギリス描写の印象から暗い物語、というのが第一印象でした。
が、次巻の「ライオンと魔女」でその描写の落差に唖然としたのでした(当時小学生)。
成人(またはヤングアダルト向け)作品かと思いきや、いきなり少年向けジュブナイルな感じで。
それでも面白くて結局「さいごの戦い」まで読んだのですけど。
「魔術師のおい」と「さいごの戦い」はルイスの宗教観が過大に表出されていて、少々ジュブナイルとしては不適な感じはしますね~。
瀬田訳もそれにあわせて大人向けになっているよーな。
ルイスの「別世界物語」に近い(←もし未読でしたらお勧めしません/笑)。
>女帝
私はyoyoshiさんやeHollyさんほど幻想文学読んでないですし、かなり読書には偏りがあるのですが(汗)、タニス・リーの「平たい地球」シリーズ、連作短編の「闇の公子」と長編「熱夢の女王」にはそれぞれ異なった女帝が描かれています。
妖魔(悪魔)を騙す事に成功した人間の女帝と、妖魔と人間のハーフの女帝が。
「熱夢の女王」は原題"Delirium's Mistress"で、日米ハーフバイリンガルの知人によれば「妄想女王」ほどの意味だとか(汗)で、大笑いしてました。
このシリーズはめちゃ面白かったです^^。
すみません、おそくなりました(寝落ち今週二回目)
私も「悪女」としてはつい同情したくなる不幸タイプとか本人無自覚なファムファタル系より、最後までしっかり悪の信念を貫くほうを応援したくなりますね。
小説ではなくオペラですが、一番好きなフィクションの悪女はワーグナーの「ローエングリン」に出てくるオルトルートというキャラ。キリスト教社会の中にあって先祖伝来の古代ゲルマンの信仰を貫く妖術使いでもあり、ヘタレな旦那をどやしたり電波なヒロインに啖呵を切るシーンはいつ見ても格好いいです。
あとジェイディス様は出てくるたびにイメチェンに成功されているのにも憧れます(笑)「銀のいす」の緑衣の貴婦人は白い魔女の時とはがらりと変わって、ベインズのイラストも可愛い感じで好きでした。
冬は乾燥がきつくなりますからね~。亀さんには我慢の季節なのでしょうか。
こんばんは、いつもお疲れさまです。
>縦長
この写真は上からのアングルも原因かもしれませんが、確かにヒョウタンみたいな形の風船だなと思ってました。要は首の部分を眺めに取って上の方で結べばばいいんですよね、ということで今実践してみたら確かにもっと丸っこくなりましたよ!やっぱりこちらの方が風船らしい形だと改めて思った次第です。
…黒白がまたベッドの下に潜っちゃいましたが(笑)
ちょうど今上で話題になっている新訳版がそのパターンで刊行しているようですが、ナルニアをそれより早く時系列順に読まれた方の意見というのはなかなか貴重でしょう。私なんて確か「カスピアン王子のつのぶえ」が一番最初で(うちの母は教育にいいとでも思ったのか、幼稚園に入ったぐらいの頃から岩波少年文庫のシリーズをかなり適当なパターンで買い与えてくれましたので←自分は読んだことがない)冒頭の展開がさっぱり分からなかったのをぼんやり覚えてます。
ルイスの宗教観というかペシミスティックな作風はシリーズ後半になるにつれてどんどん強くなっていきますからね~。その点では私としてはむしろ執筆順に読んだ方が違和感が少ないのじゃないかと思えるのです。
読書嗜好の偏りは正直私もかなりあるかと(汗)特に怪奇幻想ジャンルでも比較的最近(タニス・リーも含め)についてはあんまりカバーしきれてません。しかし読んだ数作からの印象だとリーは確かに魅力的かつ強烈な悪の女性を創れそうではありますね。
私もパスファインダーのエルフソーサラーは女王様タイプの悪女にすれば良かったかな(^^)まあいまのところ能天気な男エルフの方がやっていて楽しいんですけど…。
マッドハッター様のおっしゃる平たい地球シリーズ、大昔に読んだ覚えはあるのですが、5人の闇の君の印象が強烈で女性キャラは忘却の彼方。萩尾望都先生の装丁が美麗でした。また発掘して読み耽りたい!ナルニア世界も平たいので真のナルニアとタニス・リー世界は繋がっているのかも。今月はブラックウッドの中篇集は出るし、早川SFシリーズの歴史改変ものも面白そうです。主人公が石村というのですが、デッドスペースから採られているのでしょうか?
タニス・リー作品はどれもこれも表紙イラストがとにかく華麗で、他の怪奇幻想系とは一線を画している印象がありますが「平たい地球」は萩尾望都先生だったんですか!家の近くではブックオフによく出てますけど、結構人気があるのかいつもそのうち買おうと思っているうちに売れてしまっていて読み損ねてるシリーズです。
主人公が石村さんってこれですね。
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013358/
ゲームといえば…昨年夏に出た某ホラーゲー、舞台になる場所がカナダのブラックウッド山という名前で、これは○○○○○○(←今度出る本の表題作のあれ)が来そうと思ったら案の定でした。ちょっとネタバレしすぎな気も? ナイトランド叢書で初邦訳の他二篇はまったくノーマークだったので楽しみです。
ローエングリン!ルートヴィヒ2世が心酔したという。お城までローエングリンにちなんで命名してコスプレを楽しんだのですね。お城の建設で国家財政は破綻したけど、後世ロマンチック街道の目玉として大いに稼いでくれるとは想像出来なかったことでしょう。オルトルートの信奉する古代ゲルマンの神々はニーベルンゲンの指輪にも登場しますね。グリム童話も初稿は古代ゲルマンの要素が強かったのを、家庭用にソフトにしていったそうです。日本の絵本になると、誰も罰せられず死なずに改定されて。ローエングリンでもエルザは死んでしまうんですものね。岸田今日子さんのセレンティスタの家という灰かぶりの短編も凄く怖かったです。長くてすみません。
タニス・リー版赤ずきん(グリム童話をもとにした短編集の「血のように赤く」中の一話)でも古代北欧・ゲルマン信仰がメインテーマの一つになってまして、これも女性の強烈さを感じさせる話で個人的には収録作品中でいちばんでした。
そういえば諸星大二郎氏のグリム童話アレンジもなかなかいい感じにえぐかったですが、元の話が記憶に残ってないかそもそも読んだことなさそうなのがいくつかあったような。「コルベス様」などは諸星版で初めて存在を知りました。
(それとも本家からして割とぶっそうなので、子供向きの本にはあんまり入ってないのでしょうか?)
諸星の「コルペス様」。
ここの書き込みを読んでから読みましたが、なんだか(笑)。
グリム含め、民話にはこういうの多いですが(ロシア民話も大概でした)日本の民話も仏教導入以後因果応報的な物語になってしまった経緯もあるようで。
「コルペス様」はなんとなくさるかに合戦を思わせるお話しですね。
素の民話って、グリムに限らず面白いな、と思ったりします(笑)。
その後の手垢の付いた民話も面白いのですけど(笑)。
諸星版を読まれたんですね(汗) 内容はともかく、あのキャラクター造形と絵面は私けっこう気に入ってます。
話自体は同じグリムの「ブレーメンの音楽隊」と似てると思うのですが全体の印象はかけ離れてますよね~。
さるかに合戦なんかは誰も死なないようマイルドに改変された子供向けの絵本も見たことあります。ただ民話や伝説のある意味シュールな面白さではやっぱり原典にかなうものはないかもしれません。手足、ときには首をちょん切られても平然としてるような話もあったりして。