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中つ国のお茶と焼き菓子?

2017.09.25 07:15|怪奇幻想文学いろいろ
 こちらにもよくコメントを下さるTRPG仲間のマッドハッターさんのブログにて、「南極で百年前のケーキ(スコット探検隊の糧食だったもの)発見」というニュースについての記事から、冒険中の携行食つながりでトールキンの「指輪物語」に出てくるエルフの行糧"レンバス"のイメージは?という話になりました。

 ご紹介いただいた中つ国Wikiのページでレンバスの説明を読んでいたら、なんと最後には現実に「エルフの焼き菓子」が買えるパン店へのリンクが! それだけでなくお店の名前自体も、「指輪物語」の某登場人物(?)にちなんだものと中つ国世界への思い入れが窺えます。エルフではなくエント製のお菓子になってしまいますが

 本店はうちからは乗り換えが面倒で少し遠いのですが、調べてみると焼き菓子だけなら仕事帰りにすぐ立ち寄れるオーガニックショップでも購入できるとわかったので先日買いに行ってきました(ちなみにネットの通信販売もあるそうです)。目当ての品と、他にもう一種類の焼き菓子を無事入手↓

kinohigea.jpg

kinohige.jpg

 下の写真右側の丸いほうが「エルフの焼き菓子」、あまり大きくはなく直径四センチ程度です。一見素朴なクッキーという感じで小さく切ったレーズンが練り込まれていますが、ノンシュガーなので甘いものが苦手な人もその点は心配不要。粉にはこだわっているというだけあり、小麦の香ばしさがじわじわ後を引く印象の美味しさでした。
 あと驚いたのはサイズに比して密度があるというのか、下のお皿に載っている二種類分だけで(私には)一食に十分なほどのボリュームなんですが、そこがまた旅の携帯食糧らしさたっぷり。ただし私が思い浮かべていたレンバスは、他のエルフ製品と同じく、中にパワーを蓄えているのが意外なほど薄くて軽やかな質感というものだったので、その点に関してはちょっと想像通りとはいきませんでしたが(笑)

 一緒に買った棒状の「ツーロング」も基本の食感はほぼ同じながら、じっくり味わっていると微妙に異なった風味があり、とりわけ材料に使われたハチミツの甘い香りがほんのり残っているのがハチミツ好きの私にはポイント高いです。というか、個人的にこちらの方が同じく中つ国の旅行食として有名らしい「熊人(ビヨルン)族の蜂蜜入り菓子」にぴったりのイメージでした。

 それで思い出したんですけど、一昨年パリに旅行したときお土産にいろんな種類のハチミツを買いこみまして、これで何かお菓子を焼こうとレシピを調べていたところ(さすがに全部そのまま舐めるわけにもいかないし)、「『ホビットの冒険』ビヨルンのハニーケーキ」なる料理動画を見つけたことがあります。
 (最近は作り方を一通り見せてくれるレシピ動画がYoutube等に沢山上がってますから、なじみのない外国の料理、特にお菓子を作る時にはよくそちらを参考にしてるのです。このLet's Eat Fiction! というのは有名な小説や映画に出てくる、もしくはイメージした料理を再現してみようという企画のよう)



 しかしこのレシピ、香り付けにコーヒーを計量カップ一杯入れるというのが、中つ国のあの文化圏であることを考えるとかなりの違和感で結局試す気になりませんでした。 まあそれを言いだしたら他にもいろいろな材料が使えなくなっちゃいますけどね。
 
 そういえばホビット庄には日常的にお茶を飲む習慣があったはずですが、あれも紅茶ではなく近場で手に入る植物から作ったハーブティーみたいなものなんでしょうか。なぜか指輪物語全編を通していちばん頭に焼きついているのが、旅に出るフロドが屋敷を引き払うにあたって、後に移ってくる親戚の強欲ばあさんロベリアが鍵を受け取りに来たときお茶の一杯も出してやらなかったという箇所だったりします(謎)

 さいごに今になってようやく気がつきましたが、上の関連動画で「レンバスを作ろう」というのが出てきました。これって映画版のビジュアルの再現でしたっけ? 恥ずかしながら映画でレンバスが出てくるシーンをぜんぜん思い出せません。ホビットに至ってはまだほとんどまともに見てないですし。
 でも木の葉の包装がしてあると不思議とエルフ風に見えますね。ついちまきや柏餅が浮かんでしまうのはともかく...。



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テーマ:海外小説・翻訳本
ジャンル:小説・文学

コメント

レンバス

美味しそう!秋の夜長に読書のお伴にこんなお菓子があったら、いくらでも食べてしまいそうです。
レンバスが東鳩オールレーズンに喩えられていましたが自分は学生時代、本高砂屋のエコルセで妹とレンバスごっこをしてました。
包装紙も緑色ですし。あんなに薄いと旅路で粉々になってしまいますね。サムがレンバスでなく「鍋で煮込んだ熱い料理」を食べたいと
切望する場面が印象に残っています。あとホビット庄のお茶は紅茶だと思い込んでました。アトリーのグレイラビットシリーズでは
ニワトコのお茶ですが。指輪物語、ホビットと映画化され次はシルマリルの物語も映画化希望!

Re: レンバス

エコルセ懐かしい!確かカラフルで綺麗な包装でしたよね。私も指輪を最初に読んだ中学生の頃、やはり薄くて軽い食感のお菓子を食べるたびにレンバスを思い浮かべていたりしました。でも食べてみたかったのはサムの兎のシチューのほうでしたけど(笑)

>ホビット庄のお茶
私もコーヒーに違和感を感じるまで紅茶だと信じて疑わなかったですが、現実世界での紅茶の起源とか産地とか考えるとどうなんだろうと。まあそもそもフィクションですし、パイプ草みたいにホビット独自の嗜好品文化があるのかもしれません…。
「ニワトコのお茶」ってニワトコの花から作るエルダーフラワーシロップのことでしょうか?去年喉が痛いのによく効くと聞いて試してみたんですが、フルーティで美味しいのに驚きました。

ホビットのお茶

こんばんは、お久しぶりです(汗)。

ホビット庄のお茶に関しては全く同じ疑問を抱いた事があります。
トールキン神話的には中つ国の物語は過去の地球なわけですし…。
「ホビットの冒険」当時紅茶があったのか?と。
おそらく「なかった」が正しいでしょうし、じゃなにをお茶として飲んでいたのか?
ハーブティーなのかなぁ。
ホビットの設定自体がイギリス文化の影響を受けているので、やはり紅茶をイメージしてしまうんですよねぇ。
フィッシュ&チップス食べないのか?とかも思いますが(笑)。
ヌメノールの移民が現代のインドにまで達していれば紅茶文化が中つ国北西部にあってもおかしくはないのですが。


ビョルンのケーキにコーヒーもやはり違和感ありますね。
そういえば以前和蜜蜂の蜂蜜というのをお店で使えないかと取り寄せたことがあるんですが、やたらめったら高かった…。
国産の蜜は。
中国産の5倍ぐらいの価格(汗)。
しかも何から取れた蜜とは言えないのだそうで。
レンゲ畑で放しても必ずしもレンゲから蜜とるとは言えないわけで。
蜂の気分次第。
ある意味正直な養蜂業者さんだったのかも。

レンバスは保存できる上にクリーミーなイメージで、その由来からしても単なる物質的な存在と言うより魔法的な存在なのでしょうね。
だからこそゴラムは食べられなかったのでしょうし。

TRPG的な糧食としては想像できないですが、ケーキとかもありなんですかね(笑)。
乾パンばかりじゃ精神的に耐えられないかも。

Re: ホビットのお茶

こんにちは。無事退院されたようで何よりですが、目のお加減いかがでしょうか? 効き目が不自由だととにかく大変かと(私も左右で視力が極端に違いますので)。

>ホビットのお茶

昔買った「トールキン指輪物語事典」の本にもお茶についてはさすがに載ってませんでしたね~。パイプ草がヌメノール由来のものとかいろいろ発見もありましたけど。
一人ぐらいは特別冒険心旺盛なホビットがいて、茶やコーヒーの木がある暑い地方を訪ねたり(「じゅう」こと象の話がホビット庄に伝わってるくらいですし)していないのかなとも思いますが、それが紅茶文化の発祥なら記録に残ってそうですしね(笑)

ビヨルンに関してはいかにも北欧人的な種族なので、イスラム圏発祥のコーヒーとは余計雰囲気がそぐわないのが大きいと思います。そういえば北欧神話によく出てくる蜂蜜酒という存在を知ったのも確かホビットでだったような…。あれ一度飲んでみたいんですが日本で見かけたことがありません。

フランスで買った蜂蜜は(スペイン産のもありましたが)日本よりかなり安いうえに香りも良くておいしかったです。ほかにも乳製品の種類の豊富さとか、さすが農業大国という感じでした。
糧食なら私は豆とか干し肉で熱いスープみたいなものが作りたいかな。火と水がある場合に限りますが。

そういえば先日のセッションでは保存食を四人で分けてもらう羽目になり申し訳ありませんでした、自キャラに代わりお詫びします(笑)


蜂蜜酒

蜂蜜酒というのは私も飲んだことなくて、一度試してみたいなぁと思ってます。
北欧神話系のお話しで良く出てくるのですが、日本では本当に見かけないですね。

「トールキン指輪物語事典」は私も持ってますが…。
古書店勤務時に安く買いました(笑)。
うーん、なんというか情報が「シルマリル」までに限られている印象で、あまり目新しい情報ないんですよね。
「シルマリル」までが正史で中つ国というかトールキン神話の新たな情報というとクリストファー・トールキンの編纂した遺稿メモの集成しかないわけで。
「ヒストリーオブミドルアース」とかの原典を当たるしかないのかもしれません。
私はほぼ未読です。
ところどころ紹介されている文章を読んだ程度で(汗)。

書き忘れてましたがエルフの焼き菓子、あまりエルフっぽくないよーな(笑)。
外見的には「たらふく」っぽいイメージです(汗)。
レンパスっぽくはないですが、美味しいということなのでやはり粉とか製法に工夫があるのかな?

蜂蜜酒、味わってみたい!

蜂蜜は道の駅とかで売っていると、結構高くても買いたくなります。ビョルンさんの蜂蜜酒やお菓子は、そりゃもう美味しいんでしょうね。エルダーフラワーコーディアルで思い出しましたが、ミルヴォールというエルフの飲物もコーディアルだったような。ミルヴォールはドリンク剤より効き目があって副作用や依存性も無い夢のような飲物。生活の木のエルダーフラワーコーディアルを買ってミルヴォールのつもりで飲んでみようかな。毎日、気温差が激しくて風邪をひきそうですし。eholly様もマッドハッター様もお身体大切になさって下さい。

Re: 蜂蜜酒

蜂蜜酒は日本だとやっぱりネットで取り寄せるのが無難でしょうか。アマゾンで調べてみたら想像以上に種類豊富で驚きましたが、レビューを見ると私以外にも本やゲームがきっかけで飲んでみたくなった人が大勢でみんな考えることは同じようですw

指輪物語事典は私が買ったのも二十年近く前ですから、今ではネットのWiki等と比べてもかなり情報が古い感は否めませんね。
ただ私もシルマリル以降に出たものは読んでいないライトファンなもので、度忘れした設定を思い出したりするにはちょうど手頃です。
クリストファー氏編纂による最近の出版作も気になってはいますが。なぜか古書市で買ったThe Children of Húrinだけ本棚にあるんですけど、原書の上筋が筋なのでどうも手が出ず積んでます(汗)

焼き菓子は素朴すぎる見た目とはいえ、「たらふく」に比べればずっと食べやすいかと…。これぞ穀物!的な香ばしさがあります。ただ飲み物がないと辛いかな~、エールとかそれこそ蜜酒とかで流し込みたい感じです。

Re: 蜂蜜酒、味わってみたい!

小学校の給食で閉口したメニューの一つが生の分厚い食パン(まずい)とパック入りの怪しげな蜂蜜(同)のセットで、いつもビヨルンの家でガンダルフが食べていた蜂蜜とクリームのせパンを羨ましく思い浮かべつつ食べていたものです(笑)
逆にナルニアの方では貧相な糧食を前に、イギリスの給食の厚ぼったいパンとマーガリンを懐かしがるシーンもあった気がしますが。給食で出される食パンがまずいのは万国共通なのでしょうか。揚げパンとか黒糖ロールは今思い出してもおいしかったんですけど。

こちらも昨日から急に冷え込んで、周囲からやたら咳やくしゃみの音がしてくるような…。風邪をひいた時の用心という名目で、私も今からエルダーフラワーコーディアルと蜂蜜酒を買っておこうかと考えてますe-448

学校給食

yooshiさんお気遣いありがとうございます。
お互い身体には気をつけないといけないですね(汗)。

>eHollyさん
"The Children of Húrin"は「シルマリル」や「終わらざりし物語」にもあるトゥーリンの物語がメインみたいですね。
あれはなぁ…。
以前もブログで書きましたが「カレワラ」のクッレルヴォがモデルの話なので陰鬱…。
勿論私も未読です。

給食の食パンはまずかった><。
食べ物頂くのに贅沢言っちゃいかん!と思いはしますが、コッペパンも食パンも牛乳もなぜあんなにまずかったのかと(汗)。
全部一応地元で作っていたはずなんですが。

今話題の?神奈川県の某自治体の給食ってどのぐらいまずいのだろう?とか思います。
まずい以前に異物混入が問題ですが><。

Re: 学校給食

>給食の食パン
確かに贅沢言っちゃダメなんですけど、サンドイッチ除いて食パンを生で食べる気にならないのでせめて温めてほしかったです。
蜂蜜よりもっと苦手だったのがマーガリンで、真冬はカチカチでパンに塗るのも一苦労(あの頃は教室に暖房なんてなかったですし)、夏は夏でドロドロに溶けかけで厄介でした。あと(魚の南蛮漬けに食パンとか、主菜との取り合わせが絶望的に合わないのもありましたし。
まあそれでも校内の給食室で調理したものだったので、最低一品は温かいメニューもあったし、例の騒動になっているところのよりはよほどマシなのかも…。

"The Children of Húrin"で付け足された内容ってどれくらいあるんでしょうね。正直トーリンの悲劇に関してはシルマリルの物語に書かれた分でもう十分と思ったり。
今年になってトールキンによるクレルヴォ物語の再話も日本語版が出てたのに初めて気がつきました。原典で整合性がないところなどどうなっているのか読んでみたい気もしますが。

あと例の蜂蜜酒、結局ネットで買っちゃいましたe-257今月はいいブログネタが浮かばないので、これに関してはそのうちここで何か書くかもしれません。

給食あるある

給食の食パンの食べ残しを家に持ち帰るとバリバリで歯が立たず、母がおろしがねでパン粉にしてました。あの不味いマーガリンはトランス脂肪酸の固まりだったのですね。あとo-157事件後の現在では信じられないくらいサラダが多かった。牛乳も真夏に日ざらしで放置してあって生臭かった。今では高級食材の鯨肉のオカズが出てきて嫌いでした。怨みは尽きないぞ!諸星先生のbox3巻で完結しましたね。エピローグまであって感激。美少女が多く登場する作品でした。キョウコも魔少女も黙ってれば美少女だし。

Re: 給食あるある

私の学校は主食だけは残さず食べなさい(当然持ち帰りは禁止)みたいな主義のとこでしたので、マーガリンまみれの分厚い食パンもいやいや牛乳で流し込んでました。
サラダはなぜか缶詰のパイナップルとミカン入り”フレンチサラダ”と海藻サラダが定番。あと麺がふやけ切ったパスタ…というよりスパゲッティもとにかく不味くて、外食で美味しいのに出会うまでどうしてイタリアンが人気なのか分からなかったくらいです。本当、給食で苦手な物が増えるようじゃいけませんよね~(元から偏食だったのは置いといて)

そうでした!何か続きを読むのを忘れていたと思ったら「BOX」でした。あとハロウィンに合わせたっぽいゼラズニイの新訳を予約したので楽しみです。(「猫は宇宙で丸くなる」の帯には2018年発売予定ってあった気がするんですけど…)

寒気が厳しい。

今年はカメムシが大発生して冬の寒さを予感しておりました。厳しい冬に読みたくなるのが、ジャック・ロンドンの極地もの。最近出た「犬物語」が大変良かったので、図書館にある限りの著作を借りています。師走で慌ただしく少しずつ読んでます。極地もの繋がりでスコット隊の「世界最悪の旅」も借りました。ぺミカンやケーキや燃料を備蓄したデポの18㎞手前で力尽きたのですね。凍傷が恐ろしい!子供の頃はよく霜焼けになりましたが今はなりません。昔の家は寒かったですもんね。

Re: 寒気が厳しい。

奇遇ながら私もつい先日、「極北の迷宮―北極探検とヴィクトリア朝文化」という本を注文したばかりです。寒がりなので極地の話はどちらかといえば夏に読みたいほうなんですけど、個人的に興味ど真ん中の一章があって好奇心を抑えきれませんでした。
南極といえば「影が行く」や「狂気山脈」が真っ先に浮かんでしまうホラー脳ではありますが、実話に基づいたドキュメントはまた別の面白さですよね。

ロンドンの「荒野の呼び声」、何を隠そう猫派の私はずっと積んでます…。ちょうど来年は戌年ですし読むなら今?(猫二匹とホットカーペットにへばりつくのが最近の読書スタイルです)

ジョン・フランクリン卿

「極北の迷宮」は極地探検のムックにも優れた参考文献として記載されてました。ダン・シモンズ御大の「ザ・テラー極北の恐怖」はフランクリン隊の失踪を題材にしていて読み応えありました。リドリー・スコットがドラマ化するそうです。悲劇に終わったとは言え、当時の最新鋭の技術を投入した探検だったのですね。

Re: ジョン・フランクリン卿

>極北の迷宮
著者の谷田氏はもともと美術史が専門の方だそうで、極地を題材にした当時の絵画やパノラマについての記述に興味をひかれて読んでみたくなったんです。
「ザ・テラー」のドラマ版日本でも見られるといいですよね。検索で出てきたティーザービジュアル?らしきイメージが、ドレの版画「エンシェント・マリナー」の一場面の見事なオマージュになっていて感心しました。

https://pmcdeadline2.files.wordpress.com/2017/11/the-terror.jpeg?w=446&h=299&crop=1

http://www.johncoulthart.com/feuilleton/wp-content/uploads/2011/12/dore01.jpg

そういえばバラのエンシェント・マリナー、ようやく苗を植えたんですがこの寒いのに芽がにょきにょき伸びてきてちょっと心配です。

林弘子さん

寒いしインフルエンザ大流行だしで職場とスーパーと図書館しか行かず、家で料理ばかりしております。干し野菜を作ったり。林弘子先生の天然酵母パンの本が素晴らしくて図書館にある先生の著作を全部借りました。どの本にも発酵食品への情熱とお嬢さんへの愛情が溢れていて文章も歯切れ良くて。現在どうしておられるか調べたら随分前に急逝してらしてショックです。一番好きな晶文社の本の挿絵をフジモトマサル画伯が担当されていて画伯も故人なので哀しい。湿っぽくてすみません。林弘子先生のパンやお菓子は昔、母が作ってくれたような温かさがあって。実際にパン教室の生徒になって実食したかったなあ。文章だけでも本当に美味しそうです。

Re: 林弘子さん

表紙を眺めているだけで香ばしい匂いが漂ってきてお腹が空きそうな本ですね~。真ん中のケーキでお茶にしたい!
知り合いが酵母を使った自家製ヨーグルトを常食しているそうで、いつでも種を分けてくれるというのですが管理しきれる自信がなく二の足を踏んでおります。天然酵母というととにかくデリケートなイメージがあって。ヨーグルト酵母ではパンも焼けるし、一度挑戦してみたいとは思うんですけどね。

目下のところはハチミツ(またたくさん買ってきました)を使う焼き菓子のレシピを模索中です。あちらで売っている既製品も何種類か試してみたんですが、私の好みからするとどれもちょっとスパイシーすぎるんですよね。失敗して無駄にしてしまうのが怖く、候補のレシピと睨めっこするばかりでなかなか実行に踏み切れません(笑)

蜂蜜のお菓子

はるばるフランスからの蜂蜜、美味しそう!色々な種類があるのでしょうね。原書房「食」の図書館シリーズ「ハチミツの歴史」や前田京子先生の本、とても面白かったです。蜂蜜入りのマドレーヌやハニートースト大好き!現地の蜂蜜菓子はスパイシーすぎるんですね。

Re: 蜂蜜のお菓子

百花はちみつ、それにラベンダー、ローズマリー、オレンジ(これだけスペイン産)の蜜と、瓶も入れれば総量2キロ近く買いこんでしまいました。帰りの荷物は重かったです。あと蜂蜜酒も普通にその隣に並んでおり、そちらも欲しかったのですが荷造りが厄介そうだったので仕方なく断念。もっと早く見つけていればホテルの部屋で飲めたのに…。

上の「ビヨルンのハニーケーキ」ではシナモン、ナツメグ、ジンジャーを使ってますがフランスで食べたのも大体そんな感じの風味だったと思います。それはそれで美味しいんですけど、蜂蜜本来の香りがだいぶ消えてしまうのでせっかくならなるべくシンプルなお菓子がいいかなと。しかしパンにつけて食べたり、ハニーラテやホットミルクに入れたりとすでにだいぶ減ってきてます…(汗)
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筆不精にも関わらずメモ帳代わりとして始めてしまったブログ。
小説や音楽の感想・紹介、時には猫や植物のことも。
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