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ヴァンス原作The Dying Earth RPG のキャラクターを作ってみた

2018.08.02 21:43|怪奇幻想文学いろいろ
 「終末期の赤い地球」や去年邦訳が出た「天界の眼」など、はるか未来の地球が舞台のジャック・ヴァンスのファンタジー、「ダイイング・アース」シリーズに基づいたテーブルロールプレイングゲーム(TRPG)があるというのを以前小耳に挟んで面白そうだなと思っていました。ところがThe Dying Earth RPGで検索してみると、簡易ルールのクイックスタート版ならゲームの紹介ホームページで無料入手が可能とのこと(もっと早く気づけばよかった)。さっそく落として読んでみました。
 
 このページからダウンロードできます(再配布は禁止)→https://www.dyingearth.com/downloads.htm

 プレイキャラクターの作成方法に加えて行為判定、戦闘、魔術といった基本ルールが一通り解説されており、限られた範囲ではありますが大まかなゲームシステムの把握には十分。ただし私自身世界観について不明なところが多い(全部で四冊の本からなるシリーズのうち、翻訳済みの先述二冊しか読んでいない)うえ、TRPGの経験もまだまだ浅いので、ところどころ理解が怪しい箇所があるのは否定できませんが。
 
 今のところプレイする予定は全くないものの、ダイイング・アース世界のオリジナルキャラを作ってみたい誘惑に勝てず(笑)ひとまずプリントアウトしたキャラシに手持ちのダイスを振ってキャラメイクだけやってみました。ダイスを振って決めるランダム要素が多いので、これだけでも結構楽しかったです。読みづらくて恐縮ですが、以下にその作成過程を記していこうと思います。

 ―クリエーション・ポイント(cp)とボーナスについて
 
 このゲームにはキャラクターの能力レベルごとに三段階のキャンペーンが存在し、それぞれ当てはまる原作登場人物の名を取って"キューゲル"(ご存知「天界の眼」とそれに続く「キューゲル・サガ」の主人公)、"トゥーリャン"(「終末期の赤い地球」前半に登場する魔術師)、"リアルトー"(未訳の第四作Rhialto the Marvellous で主役を張る大魔術師)レベルと呼ばれます。いわば初級・中級・上級者コースのようなものですが、今回のクイックスタート版で作れるのは、一般人に毛の生えた程度の"キューゲル"レベルのキャラのみ。
 
 "クリエーション・ポイント"(以下cp)と呼ばれる点数があらかじめ定められており、スタート時の能力・技能値、さらには所持品(物品だけでなく呪文も含む)まで、すべてこのcpの割り振りによって決められます。キューゲル・レベルのキャラに与えられるcpは60ポイントですが、これはあくまで初期値であり、次に述べる「ボーナス」によって増やすことが可能です。
 ボーナスを得る条件は「六択の選択肢のうち一つに決めるとき、ダイスに選択権を委ねる」ことで、これ一回につき6cpがもらえます。具体的には、各主要能力値には六つの異なったタイプ(Style/型)があり、キャラがそのうちどのタイプに属するかは自分の好みで決めても構いませんが、六面ダイスを振って出目の番号にあたる「型」を採用すれば、ダイスで選んだアビリティの数×6のボーナスポイントを初期値の60に加算してよいというわけです。

 ―共通技能+〈魔術〉の「型」を決める

 このようにトータルで得られるcp値は、ダイスによるランダムチョイスを最終的に何回行ったかで変動するため、先に選択対象となる各技能の「型」を決定していきます。システム上必須となる共通アビリティは以下の五つ。今回のキャラメイクでは最大限のボーナスを得るため、ダイスを振れるところではすべて振ることにしました(その方が面白いですしね)

Persuade 〈説得〉 このゲームでもとりわけ重要と明言されている技能で、直訳だと「説得(する)」となりますが、要は相手に会話を通して訴えかけ、自分の意に添うように動かそうとする交渉術です。キューゲルがいい例ですが、ダイイング・アースで生死を分けるのは戦闘技能より口先の達者さのようです。
 
 出目ごとの選択肢 (※それぞれ説明がつきますが、当たった目以外のものは長くなり過ぎるため省略します) 
1:Glib(饒舌) 2:Eloquent(雄弁) 3:Obfuscatory(曖昧模糊) 4:Forthright(単刀直入) 5:Charming(魅力的) 6:Intimidating(威圧的)

 最初の1D6は3のObfuscatoryでした。説明:「君のきわめて曖昧でややこしく入り組んだ語り口に、会話相手はその意味を汲みとることも自分の当惑を認めることもできず、君が話す事に一も二もなく同意してしまう」 いきなり一番変わったのが来た(笑)
 
Rebuff 〈拒絶〉 Persuadeと対になる、自身に不利益を招きかねない誘惑を退ける能力。
1:Obtuse(鈍感) 2:Wary(慎重) 3:Penetrating(看破) 4:Lawyerly(法律家) 5:Contrary(天邪鬼) 6:Pure-Hearted(純真無垢)

 次の出目は6のPure-Hearted。解説はこう 「あまりに純粋で愚直な君は、君を陥れようとする者たちの陰険なたくらみすら意図せずして暴いてしまう」
 なんだかよくわかりませんが、ピュアさも度を越すといかなる誘惑にも無敵になるものらしいです(パルジファルかな?) しかし複雑かつ曖昧な話し方をするくせ純粋無垢とはますます謎なキャラに...。

Attack 〈攻撃〉 文字通り、戦闘において相手に武器でダメージを与えようとする技能。
1:Strengh(剛力) 2:Speed(スピード) 3:Finesse (精緻) 4:Cunning(狡猾) 5:Ferocity(獰猛) 6:Caution(用心深さ)

Defense 〈防御〉 自分に向けられた攻撃を防ぐ。
1:Dodge(回避) 2:Parry(受け流し) 3:Sure-Footedness(安定感) 4:Intuition(直観力) 5:Misdirection(眩惑) 6:Vexation(挑発)

 今度は二回まとめてダイスを振ったところ1と5が出たので、〈攻撃〉がStrengh(剛力)、〈防御〉がMisdirection(眩惑)タイプとなりました。大柄で並外れた筋力にめぐまれ、かつ相手の目をくらますほどに素早く動けるということなので、とりあえず身体能力は高そうで一安心。
 
 なおこのゲームでは〈攻撃〉技能のうちどの「型」に属するかで、プレイ開始時に取得している武器技能の種類が決まります(後述するように、それで必ずしも武器そのものを「所持」していることにはならないようですが) 近接用と遠距離用の二種類があり、1の「剛力」タイプであるこのキャラクターなら、「型」別の専用武器であるこん棒と大弓の技能をあらかじめ持っていてよいというわけです。それ以外の武器を使いたいのであれば個別に取得もできますが、追加でcpを支払わなくてはなりません。

Health 〈頑健〉 キャラクターがどれほどダメージに耐えうる体力を有しているかを示す値、つまりHPです。数値だけなので、ここでは「型」分けのためのダイスを振る必要はなし。ここまでが取得必須の技能ですが、現段階でダイスを振った回数は四回(24cp)となります。

Magic 〈魔術〉 最低でも1ランクは取得しなければならない上の主要五技能と異なり、〈魔術〉には必ずしもポイントを割り振る必要はありません。また原作の登場人物たちもあれこれ苦心していたように、特に難しいアビリティである〈魔術〉には、習得に他の技能の二倍分のポイントがかかるうえ(魔術を5ランク取るには10cpが必要ということ)、"キューゲル・レベル"のキャラクターが到達できる上限は7ランクまでという制約が存在します。
 ※ただし〈魔術〉を持たないキャラでも、成功条件がかなり厳しくなりますがCantrapと呼ばれる簡単なまじないは掛けられます。「天界の眼」の「シル」の章で出てくるような特定の相手に向けての呪詛もしくは祝福で、範囲が限られているとはいえ効果は侮れないもののよう。

 コストがかかるとはいえ〈魔術〉は取ってみたいものなので、まず他の技能と同じように属する「型」(この場合は魔術に対するキャラのスタンス)だけダイスで決めることにします。もちろん好ましいものがあればボーナスを得られないかわりそれを選ぶこともできます。

1:Studious(学究の徒) 2:Insightful(洞察者) 3:Forceful(力ずく) 4:Daring(大胆不敵) 5:Devious(いかさま師) 6:Curious(好奇心)

 ダイス目は3:Forceful(力ずく)。「魔法とは世界を君の意思の下にひれ伏させるための技である。君は各種の魔法的存在をその呪文によって従えている」
 何となくピュアな不思議君をイメージしていたのがここに来て権力志向の王様キャラに...魔法が絡んでくると人格が豹変するタイプか、さもなくば代々魔術を使って権力を握ってきた家系の出とかでもいいかも。

 ―技能へのcp割り振り
 
 これで「型」別に分かれている技能はすべて選び終えましたが、合計五回オプションのダイスを振ったので、キャラメイクに使えるのは初期値の60にボーナス分の6×5=30を加えた合計90cpということになります。
 cp割り振りを必要とするのはこれらのアビリティ以外にも、「鑑定」「製作」「感知」といった一般技能と初期所持品・呪文、さらにはこのゲームの特色の一つである、破滅につながるさまざまな欲望にどれほど屈せずにいられるかを示す「抵抗力」値と多岐におよぶのですが、ひとまず目安として上の六つへのcp配分をざっくり決めておこうと思います。

 原語ではrateで表される能力値は、〈魔術〉を除きキューゲル・レベルでは原則1から10ランクの範囲。数値が大きいほど高い能力を示し、1cpを費やすごとに1ランクを取得できます(※rateを「級」であらわすと、日本語ではどうしても小さい数の方が優れているような印象になるので、ここでは勝手ながら「ランク」という表記を使わせていただきます。) それより上のランクを獲得するには、11ランク→+2、12ランク→+4、13ランク以上→+8の追加コストが必要。コストは1ランクごとに加算する仕様のため、一つの技能を13ランクにしようと思ったら10+2+4+8=合計24cpがかかってしまうというわけです。

 〈魔術〉以外の共通技能五つの最低ラインは1ランクですが、解説によればこれら全て8ランク以上あるのが望ましいとのこと。ここでは説明しきれませんが、行為判定の際にダイスロールで思わしい結果が得られなかったり敵対者に負かされたりした時には、使用技能のランクに等しい「アビリティ・プール」と呼ばれる数値を消費することで再ロールが可能になるというルールがあるのです。
 
 まあボーナスでcpも1・5倍に増えたことだしと、〈説得〉〈拒絶〉には強気に10cpずつ、残りの〈攻撃〉〈防御〉〈頑健〉もできれば各9ランクずつは欲しい...すると合計47cpになります。
 でもまだ90の半分ちょいなので、2点ぐらいならいいかなと10ポイント越えの技能を一つは作りたい誘惑にかられます。どちらにするか迷いましたが、なるべくトラブルに巻き込まれないよう(?)〈拒絶〉を11ポイントに上げてみることにしました。キャラ的にはますますバカピュアになる訳で、むしろ危なっかしい気がしないでもないですが(笑) これで暫定49ポイント。

 次に〈魔術〉。力で従えるという「型」のイメージ的にそこそこのランクは欲しいので、一応4ランク(8cp)分を確保しておきます。なおゲーム開始時に身につけている呪文は別コスト(一つにつき2cp)のため、後から選ぶつもりのそちらも念頭に置いておかなくてはなりません(やっぱり一、二種類は持っておきたいですよね)。

現段階での暫定的ランク→ 〈説得〉:10 〈拒絶〉:11 〈攻撃〉:9 〈防御〉:9 〈頑健〉:9 〈魔術〉:4 

 ここまでの消費cpはトータル57ポイント(残り33)。まだ使いどころがいろいろ残っていることを考えるとマイナス修正が必要かも。しかし長くなりすぎてしまったので、一旦切って続きは次回の記事で上げさせていただきます。さてどんなキャラクターが誕生することでしょう。

(9/1追記 続きをアップしました)

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テーマ:TRPG
ジャンル:ゲーム

コメント

ヴァンスワールド!

面白そうだけど、頭がこんぐらがります。キューゲルレベルだと一般人の方がマシというか
下手をこくと自分に被害が及びそうな。地球が終末期を迎えているような暑さで、朝一番に買い物に行っても汗だく。
図書館の開館時間は一番暑い時間帯で歩いて近づけないです。高校野球で熱中症が大発生しそうで怖い。

Re: ヴァンスワールド!

この世界の魔術はかなりの確率で大失敗する模様らしいし、キューゲルもそうですが身内には絶対いてほしくないタイプですよね。気がついたら家が吹き飛んでいたりしそう。それにしても未訳の三、四巻がますます読みたくなってしまいました。

本当外にいるだけで蒸し風呂に閉じ込められたような気分になってきますね。キッチンが自然の風も空調も一番届きにくい家の奥まった場所にあるため、料理もあまりする気にならず体に悪いだろうなと思いながら冷たいものばかり食べています。ダイイングアースの方がまだしも快適そう…

ダンジョン飯をゲーム化したら面白そう。

ダンジョン飯の新刊が出て嬉しい!登場人物の過去が中々に悲惨で、ファリンをドラゴンから助けてメデタシメデタシで終わった方がスッキリしたかなと。来月は買いたい本が沢山で連休で物要りだから頭が痛い。図書館で入れてくれるのを待とうかな。

Re: ダンジョン飯をゲーム化したら面白そう。

私もダンジョン飯ちょうど金曜日に読み終えたところでした。何だかすっきりとは収まりそうにもない展開になってきて不穏ですが、ダンジョンの外の世界の広がりも見えてきてそちらの方も気になりますね。あとイヅツミのしぐさが思った以上に猫っぽくてかわいらしい(しかも黒白!)
連休は今のところ大きな予定もないし、一念発起して積読消化に充てようかな~と。「メデューサ」も先日古本市で見つけた「夜の夢見の川」も積んだままなんです。久しぶりにブログの更新もしたいところですが…。

連休の後はゴミ出し祭。

10連休、終わりましたね。読書捗りましたか?エアコンの掃除と、家の片付け、夏野菜の植え付けで時間が過ぎてしまい、不燃ゴミや粗大ゴミの回収日を待ちわびています。ジョージ・R ・R ・マーティン様の「ナイトフライヤー」をゲットして読み耽りました。少し前にピーター・ワッツの「巨星」を読み、冷徹に人類の行く末を描いた正統派ハードSFに、力作だけどロートルにはついて行けないと寂しさを感じてしまいました。ナイトフライヤーは表題作以外70年代に発表された懐かしいSFで口に合います。ロマンチック過ぎて恥ずかしい描写も多いですが、出てくる料理が美味しそうなのが嬉しい!熱々で肉汁に溢れたミートロールパイが登場する場面を読んだら我慢出来ない。豚まんとかカレーパンを食べたら満足出来るかしら?後書きにヴァンスの異世界描写との相違点も述べられ興味深い。

Re: 連休の後はゴミ出し祭。

(コメントなぜか非承認になっていたようで、反映されておらず申し訳ありません)

ナイトフライヤー持ってたような?と思って本棚を見たら同名のキング他のホラーアンソロとは別なんですね。個人的にヴァンスほど異世界(文化?)の描き方が面白い作家はいないと思っているのでマーティン作品との比較論は気になります。ミートパイのレシピも(笑)

連休は結局ベランダで鉢バラの蕾を眺めつつ手入れをしている時間が一番長かったような。ハコベを抜くのと幹につくカイガラムシの処理に精を出しましたがどうやっても根絶できそうにありません。
「夜の夢見の川」はやはり最後に収録されている表題作が一番好きですね。その余韻に引っ張られて、積んであった同じ作者のヒロイックファンタジー「ケイン・サーガ」を読み始めてしまったので「メデューサ」は後回し。これまたクトゥルフ的要素が濃い、ダークな世界観で面白いんですけど邦訳はシリーズ中一冊きりなんですよね…

薔薇の季節

よく行くスーパーの近くに駐車場と建物を薔薇に囲まれた歯科医院があり、今が薔薇の盛りで眼福です。町営の公園の薔薇より手入れが行き届いており、アーチに絡ませた蔓薔薇や珍しい花色の薔薇も植えてあります。薔薇は満開の花も蕾も新芽も眼を楽しませてくれますね。「夜の夢見の川」の怪物は実在したのか?ヒロインはコンスタンスなのか?映像化されたのも観てみたい。「お待ち」も厭な読後感で忘れられません。そしてエイクマンの「剣」の食事シーンの不味そうなこと。

Re: 薔薇の季節

「夜の夢見の川」映像版の主人公にはジーナという名前があるんですね(カッシルダとカミラは出てくるのでしょうか? 小説の主要人物は姓のカステーニュ含めみんな頭文字Cなのが妙に意味ありげに思えてしまって)

「剣」共々見てみたいのはやまやまですが、一話三十分たらずのオムニバスだとかなりの急展開なのでは。序盤で主人公が逃げ惑う夜の街の情景など(カットされていなければ)どんな印象なのかとても気になります。場面によってはあまり忠実にやられると引きそうですけど…

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC-6%E3%80%90%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88%E3%80%91-VHS-%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%97/dp/B00005H95A/ref=sr_1_17?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC&qid=1557570333&s=dvd&sr=1-17

あっという間に温度が上がって、満開にさしかかったばかりのバラも暑さにへたり気味です。直射日光に弱い品種を朝日がガンガン当たる花壇に植えてしまって後悔しているのですが、見事なバラ屋敷にされてる方たちはその辺実によく考えて植えられてますよね。

ザ・ハンガーは全部で21話

30分ずつのオムニバス作品だから原作とは雰囲気が異なるかもしれませんね。「夜の夢見の川」以外のアンソロジーで読んだ作品も散見します。日曜日に町営公園の薔薇を見に行きましたが、一番の目玉のオースチン社のオールドローズが暑さで萎れ、折角の多弁咲きがラップがくっついた様にクチャクチャになって色褪せておりました。木陰の薔薇は元気で、中でも「うらら」というローズピンクの品種が見事でした。京成バラ園の品種なんですね。奈良県でも霊山寺や、おふさ観音など薔薇の名所がありますが周辺道路が大渋滞するので近づけません。泉南のオースチン社の薔薇園も今は混むのでしょうね。オースチン社の新品種、二種類ともトマス・ハーディ作品からですが華やかです。あまり繊細な風合いの品種は人気がないのでしょうか?

Re: ザ・ハンガーは全部で21話


当時現役だった作家の原作が多い中でゴーティエのクラリモンド(「死霊の恋」)があるのが目を引きますね。あれも吸血鬼ものというよりは夢うつつの夜の雰囲気が印象に残っている作品です。

オースチンのバラはもともと寒冷なイギリスの気候に合わせて作られているため、日本の夏の暑さや日照りとは相性悪いのではという話はよく聞きます。それにしても咲いたばかりの花が回復不可能なほどチリチリ担っているのを見つけた時のがっかり感といったらないですが。ちなみに家にある品種で格段日光に弱いのはカドフェルとエンシェントマリナーなのですが、由来のキャラクターは日焼けなんて気にも留めなさそうなのに皮肉なもんです(笑)

ハーディの小説は馴染みがないせいで今年の新品種の名前がいまだに覚えられません!まあもっと頭に入ってきにくいのはグルメやファッション関係の命名が多めなフレンチローズなんですけど。

梅雨明けから一気に35℃越えの猛暑。

御無沙汰してます。雨続きで水に浸かったトマトが傷んでしまい、草引きも出来ないので庭がジャングルに。やっと梅雨明けしたらギンギンの猛暑で朝から世界が白い。世界は欲しいモノにあふれてるの花回、以前にアフリカの薔薇の回に登場した方が大活躍でしたね。チューリップの品種やシュガーフラワーにネイティブフラワー。シュガーフラワーの奥様のお部屋、素敵でした。家具に飾り皿にガラスの花瓶が美術館みたい。ネイティブフラワーは異星の生物としてヴァンスワールドに登場してもおかしくないような。自分はルイボス茶が好きなのですが南アフリカでしか育たないそうで世界の需要を賄えるのでしょうか?10月から消費税UPですが諸星先生の本やナイトランド叢書は買いたい!亀さんが使用する大型のペットシーツを買いだめしたい。あとはダイエットして手持ちの服が、これ以上きつくならないようにしないと。ただ靴だけは買いだめ出来ません。少しでも合わないと地獄の苦しみなので。

Re: 梅雨明けから一気に35℃越えの猛暑。

 ネイティブフラワーは温室栽培なのかと漠然と思ってましたが、あんな広々した屋外の農園で育てているんですね。一見頑丈そうなプロテアの花が意外に繊細なのもちょっと意外でした。花と関係ないですが南アフリカ大使館で出てきたシチュー(名前を失念)が美味しそうでレシピがあれば作ってみたい!最後に鍋に入れる小麦粉の生地が群馬の焼きまんじゅうに見えてしまって困りましたが。
 ファンタジックな花といえば、先日古書店で見かけたスイミーの作家レオ・レオニの架空の植物録「平行植物」という本が面白そうでした。「栞と紙魚子」に出てくる「直立魚類」ってこれが元ネタなんですかね?

 靴には私も散々悩まされどおしです。去年から履いている夏のサンダルはとにかく不安定で普通に歩くだけで足をひねりそうになるし、もう一足は買ったばかりなのに爪先裏のゴムがはがれていつ浸水してもおかしくなさそうだし…母親に言わせると私の歩き方が綺麗でないからだそうですが。いっそホビットのように靴なしで済む足が人間にも備わっていたらと思う今日この頃です(笑)

ポイキーコース美味しそう!

wikiでもル・コントス著「直立魚類」の元ネタだとされていますね。「栞と紙魚子と夜の魚」大好きです。シチューに入れる小麦団子は栄養タップリの汁を吸わせて無駄にしない知恵なのでしょうね。南アフリカのBBQ ブラーイも野性的で食べてみたい。久々に晴れた日曜日、公園に行ったら薔薇が沢山咲いていて吃驚しました。ひまわりフェアが開催中ですがシェエラザードやアイスバーグが負けじと咲いています。自宅の庭の草引きに励まねば。

Re: ポイキーコース美味しそう!

そうそう、ポイキーコースでした!夏野菜たっぷりで作ると良さそう。しかしさすがにダッチオーブンは持ってませんので、古い蓋つきの中華鍋じゃだめですかね(笑)

この時期のバラはよほどのプロでないと見事に咲かせられないでしょうね。家のバラも蕾はちらほら上がってくるんですけど春の半分くらいの貧相な花ばかりで、害虫もひどいので今週末に早めの夏剪定予定です。アイスバーグ、名前も氷山だし夏に見たら涼しげで綺麗でしょうね。以前うちにもあったんですが黒点病でお亡くなりに…。

お盆の準備

もう毎日ギンギンに暑く水遣りも早朝と日没後にしないとお湯になってしまいます。胡瓜は変形果ばかり、トマトも皮が硬く種が多い。ベランダの薔薇たちも暑さにやられていませんか?亀さんも屋内で涼んでいます。原産国では深く土を掘って暑さを逃れるそうです。世界は欲しいモノにあふれてるの中国茶の回、上海の富裕層のお茶専用ルーム羨ましい!その日の体調や気候でお茶の種類を選び薔薇の花を加えたり優雅ですね。会社の人のお土産で貰った中国茶が溜まっていますが、食事には日本茶だし間食にはルイボス茶やドクダミ茶だしで出番が無くて。上手く淹れたら五臓六腑に染み渡る美味しさなのかしら?

Re: お盆の準備

亀って夏にも土に潜るんですか!ドリトル先生の「秘密の湖」に出てくるドロンコを思い出しましたが、yoyoshiさん宅の亀さんも暑い地域の出身なんですね。しかし人間は暑さにうだりながら出勤するのにのんびり涼んでいられる動物たちが羨ましいかぎり。

中国茶回、お茶も美味しそうだったのですが前回のポイキーコースと同じく登場した鶏料理の方に目が行ってしまって(笑)
最近ベランダで育てているレモングラス(←猫草用)を使って蒸し鶏にはまっていて、月に二、三回は作るのですが次回は激辛ソース添えにしようと決めてます。

この時期を快適に乗り切るためには飲み物ってやっぱり重要ですよね~。今年はうちのミントがあまり育ってなくて、ミントティーが去年ほど頻繁に楽しめないのが残念です。ちなみにバラも葉がすっかり落ちてしまったり根腐れしたりとやっぱり不調。暑さより長梅雨の湿度が祟ったのかもしれません。

秋雨前線

世界は欲しいモノにあふれてる、チョコ回!生放送だったんですね。フランスの素敵さに魂を抜かれました。そしてバイヤーさんの体型維持の謎。イギリス郷土菓子の研究家の方もスレンダーでした。やっぱり仕事でフル回転だから脳の糖質消費量が凄いのでしょうか?合間に塩味に飢えて駆け込んだリヨンのビストロのお料理が美味しそう。前回の涎鶏、本当に涎が出そう!辛味ソースは一掛けで充分だけど。蒸し鶏は最強のダイエットアイテムでもあります。お盆に、また肥えてしまい糖質オフに励んでおります。

Re: 秋雨前線

いつもと放送時間が違うのに気がつかず、リヨンのビストロのところより前を見逃してしまいました。確か再放送があるはずだからそっちを録画しておきますか…。実は魚のすり身が苦手なのですが金色にこんがり焼けたクネルだけはなぜか美味しそうに見えてしまいます。知らなければお菓子かと思いそうな見た目ですよね。

先週「死者の饗宴」と「怪奇骨董翻訳箱」を借りてきたのですが暑さでバテ気味のせいかいまいち読書がはかどらず、どっちもまだ一篇ずつしか読めてません… 脳のエネルギー補給に番組に出てきたチョコレートケーキが食べたい! 糖質制限も大事とはいえ。

消費税UPの前に本を買いたい!

クネル、カスタードプディングみたいでしたね。NHKフランス語講座でもクネル回ありました。「死者の饗宴」は本当に気味の悪い話ばかりで体調の良い時でないと引き摺られそう。でも国書刊行会の書籍は装丁が渋くてページを捲る喜びを存分に味わえますね。「魔法使いたちの料理帳」というレシピブックも写真が美しくて、まだ8%と言い訳して買ってしまいました。ナルニア国物語や、指輪物語のビヨルンの料理、ダンジョン&ドラゴンズのレッドドラゴンインの料理など、好きな人には堪らない!ゲームのレシピブックだと「モンハン飯」もかっこいい。ド下手なので未プレイですが。9月に出る「宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓」というのも欲しい!お金がなんぼあっても足りません。ダンジョン飯も9月で前が4月だったから吃驚してます。

Re: 消費税UPの前に本を買いたい!

「死者の饗宴」、作者のメトカーフについてほとんど知らなかったので最初の一話のあと巻末の解説を読んでみたのですが、奥さんがマンリー・ウェイド・ウェルマンの父親と駆け落ちしたことがあるというのがちょっと衝撃でした。不思議な縁もあったものですね。いっそシルバー・ジョンシリーズの長編とかもドーキーアーカイヴシリーズで出してくれないでしょうか。
「魔法使いたちの料理帳」は写真も取り上げてあるレシピも凝っていてこれは欲しくなりますね!暑い間はどうもオーブンを使ったり手のかかる料理に取り組む気になりませんが、ぜひとも入手して試作してみたいものです。昔買って戸棚のすみに置きっ放しだったドラゴンのクッキー型、D&Dのパイでようやく出番がきそう。

「復活の日」を読み返して震えています。

「古の輪」面白そうですね。マーティン様がコロナウイルスの影響を受けず氷と炎の歌を完結出来ますように。「世界は欲しいモノに溢れてる」に出てきた素敵な香水のお店も閉鎖されてしまうのでしょうか?イタリアもフランスも酷いことに。公園に行ったら白木蓮が満開で空に行灯が灯ったような美しさ。早咲きのチューリップも沢山咲いていて春爛漫という感じですが、図書館は4月まで閉館だし大阪へ本の買い出しに行くのも気が引けます。あとマスク以外に紙製品が消えたのもビックリ!姑さんからオイルショックの話をよく聞いていたけど、まんまでした。自分は当時の事を覚えていませんが主人は学生だったので忘れられないそうです。一時は米も消えましたが、すぐに山積みになりほっとしました。小松左京先生の「復活の日」みたいに桜が咲いても若葉が萌えてもウイルス禍が終息しなかったら怖い。スポーツ試合の中止や映画公開延期、イベントどころではない有り様が本当に現在の状況そのままで1964年に書かれたとは思えません。

Re: 「復活の日」を読み返して震えています。

本当に、こんなに早くパンデミックがヨーロッパを席捲してしまうとは思ってもみなかったです。私が思い出したのは初めのほうしか読んでないキングの「ザ・スタンド」でしたが…。そんなことを言っている場合ではないかもしれませんが、翻訳出版業界にも少なからぬ影響がありそうで、せめて今進んでいる企画が頓挫しないこととアーティストの方々のご無事を祈ります。

もう一か月近く前、最寄駅前のドラッグストアに開店前から行列ができていてびっくりしましたがどうやらマスクの入荷日だったらしいと後から思い当たって腑に落ちました。職場でも上司がトイレットペーパーの袋を下げて出勤してきて失礼ながら笑ってしまったり。
うちは幸い、母が生活必需品に関しては普段から多めにストックしておきたがるタイプのおかげで今のところはさほど不自由せずに済んでおります。いつもは場所を取ると辟易していたのに、本当何があるかわからないものですね。そもそも私も本を買いだめて積読ばかり増やしているので文句はいえませんが(笑)
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小説や音楽の感想・紹介、時には猫や植物のことも。
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